2007.10.11

Gsaparl(ガスパール)

待ちに待った平日休みの10月3日、土日の予約は1ヶ月先とまで言われている人気ビストロ「Gsaparl(ガスパール)」へ、大学時代からのグルメ友達、Rちゃんと行って来ました。
折しも、「みうみう○○太町」の@くみ様、@まけ様もいらっしゃったご様子。
「『ガスパール』でフレンチディナー」に、@まけ様渾身の記事が!!
私、涎を押さえつつ拝見して、否が応でも期待が高まります。
また、予約をしたときに、開店時間を勘違いしていて11時に予約してしまっていたのですが、
前日にお店からわざわざ予約確認のお電話を頂き、電話口の応対にも心惹かれます。

お店は新町通りにあり、こぢんまりとしたお店。
テーブル席6組ほど、ホールのスタッフの方々がくるくる廻って本当に気持ちの良いサービスをしてくれます。
勢いがあるのだけれど、急かされている感じではなく、ゆっくりサーブされるお料理が楽しめます。
“ガスパール”の名にちなんで、「リサとガスパール」の指人形も一緒に楽しんできました。

お料理は、プリフィクスで選べる3コース、私たちが選んだ\3700のコースは前菜が2皿でメインとデザート。
コース料理だけでなく、アミューズやメインの前の口直しにピンクグレープフルーツのソルベや、
最後の御茶にも焼き菓子が付いてきます。お腹を空かせて行かないと(笑)!!
エシレバター代300円がテーブルチャージ代のかわりだそうです。

それでは、お楽しみのお料理を。

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アミューズのグジュール。
ほんのり温かいさくっと一口に、ふわりとチーズの塩味と香りが詰められてます。
白ワインに合いますわ~。


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@まけ様大絶賛でしたので、私も。
「鮮魚のカルパッチョ オニオン風味のドレッシング ハーブのサラダ仕立て」
もう!!コレが本当に美味しかったのです!!
淡泊ながら甘みのある脂を持つスズキに、刺すような辛みが全くないタマネギのおろしがたっぷりと。
タマネギの甘みとスズキの甘みが相まって、すっきりさせながらも、後口にふわりと甘さが残ります。
其処に効かせたバジルソースとバルサミコで少しの刺激を。
ワインがすすんですすんで!!踊り出しそうでしたわ~。

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友人の「ほたて貝のタルタル仕立てキャビアとオニオンのドレッシング」
一口もらうと、ホタテ貝のもったりした食感に、ぷちぷちキャビアの磯の香りが絶妙です。


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フレンチのメニューにあるとつい頼んでしまうテリーヌ。
「ほろほろ鳥とフォアグラのテリーヌ リンゴジャム添え」
ぎゅっと鳥身が詰まっているのですが、あまり固くよせずにすっとナイフが入ります。
塩加減もいい塩梅で、焼きたてのパンと滑らかなバターにとてもよく合います。
また、酸味のあるリンゴジャムが、単調になりがちなテリーヌに華を添えます。


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友人の「フォアグラのソテー、パルメジャーノのリゾット添え」
表面がカリッとしたフォアグラを噛むと、ぷちっと弾けるようにフォアグラの旨味が。
リゾットも芯がしっかりとあり、手を抜いていません。

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子鴨の胸肉の薫製、キャベツの煮込みとグリーンペッパーで
薫製というよりは、ローストのようでした。
お陰で鴨はとってもジューシー、くっと噛み応えを楽しみつつ、噛んでいくと更に旨味が溢れます。
シャキシャキキャベツの食感と、ぴりっとパンチの効いたペッパーがいい感じです。


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友人の「鹿児島産・黒豚のコンフィとレンズ豆の煮込み バルサミコ風味で」
こちらのお料理はメインの付け合わせも、楽しみなところ。
真ん中にどんっとおかれたボリュームのとろっとした黒豚が美味しいです。
レンズ豆の食感もいい感じで、バルサミコが爽やかです。


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デザートにはお店の名物、「グレープフルーツのやわらかプリン」を。
クリームみたいに滑らかなプリンに、グレープフルーツの味が口いっぱいに拡がります。
カスタードをあくまでも軽く軽く仕上げてあり、柑橘系のプリントは初体験でした。
普通のプリンよりも、私、このプリンの方が好きです。


最後に紅茶と焼き菓子を頂き、時計を見ると何と2時近く!!
ゆっくりしました~。
他にも気になるメニューがいっぱいでした。
最後はお店の外まで見送ってくださいます。
サービスも味も量も大変たっぷり、是非また、行きたいお店です。


参考

写真:2007年10月3日

Gsaparl:ガスパール

京都市中京区錦小路通新町西入ル西錦小路町269
Tel.075-241-0876
木曜休
11:30~14:00(L.O) 17:30~23:00(L.O)
[水] 11:30~14:00(L.O) 17:30~21:00(L.O) 
最寄り駅:阪急烏丸駅・地下鉄烏丸線四条駅


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2005.03.14

東山雑記 お店編 その① efish(エフィッシュ)

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お店は五条の橋の袂にある。
川面を眺めながら、本当に、まったり、のんびり過ごすことが出来る。
大学時代からよく、お世話になった。
鴨川に面して、大きなテラスがあり、2階もあるが、1階の窓際手前から2番目が、私にとっては、特等席。


efishの「fish」は金魚を表し、それは、昔の五条界隈が遊廓であり、店先で金魚を飼っていたことによる。
頭の「e」はアルファベットで数えると5番目。お店のある五条通りに掛けてのとこと。


プロダクトデザイナー西堀晋さんデザインの作品が店内を飾っている。
テーブル、椅子、内装、全てにおいて、嫌味無くシンプル。
かといって、無機質な感覚は無く、窓の開放感と相まって、何となく暖かい。
(先日伺ったところ、オレンジ色のウレタンのぽこぽこした椅子が無くなっていた。悲しい。
座り心地もよく、好きだったのに。よく、切れ端がスカートなどに付いてきたが、それもまた、懐かし。)

ライムジュース:(絞り立てで、また、甘さを自分で調節できる。あまり、甘くせず、そのままを楽しむ。)
ツナとカッテージチーズとアボガドのサンドイッチ:(ツナのオイルとカイエンペッパー?の味にほろほろとしたカッテージチーズのほのかな酸味とアボガドのとろりとした食感が絶妙。パンもほんの少し炙ってあるので、外はカリッと。)
がお気に入り。
他のメニューも、おいしい。
スイーツは甘すぎず、ジュース類はあくまで、新鮮。


スタッフの皆さんの応対、店内を流れるそこはかとない音楽、カウンターの下でゆらゆら泳ぐ金魚たち。

そして、何より、鴨川。

春は、桜や柳の饗宴が眩しい午前中。
夏は、開け放たれた窓、川のせせらぎと渡る風の黄昏。
秋は、夜長を楽しむ月の夜。
冬は、雪待ちの午後。ゆりかもめのおしゃべり。


時間は確実に過ぎては行くけれど、時には立ち止まり、ゆっくりと振り返るのもよいのかもしれない。
そして、鴨川を渡る風のように、ゆったりと、または、颯爽と立ち上がりたいものである。
このお店は、その、やわらかなよどみなのかもしれない。


Cafe&Products efish
〒600-8029
京都市下京区木屋町通り五条下ル西橋詰町798-1
Tel.075-361-3069
無休
11:00~22:00(12月~3月)
11:00~23:00(上記以外の月)
最寄り駅:京阪五条駅
http//www.shinproducts.com/index.html


参考

写真:2005年3月12日 撮影

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