2015.02.28

京の雪景 2015 銀閣寺

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雪冠も重厚に、ぴしりと佇む、枯淡の奥には常盤真綿化粧。


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銀砂はいよよ積もりて、まろやかに。打ち寄せ満ちて、零れ花。


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静々と慈悲ぶかき青女(せいじょ)にて、望みの銀箔押されゆく。

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凍て水面、寂然の極致。音も絶ゆ、白墨の朝旦。


参考

写真:2014年12月18日 銀閣寺にて


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2015.02.27

京の雪景 2015 哲学の道

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冬はつとめて 雪の降りたるはいふべきにもあらず

『枕草子』 清少納言


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春思い、裸木が纏うは天華の衣。


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冬の衛士、白瑩(しろみがき)の直垂の袖ももゆったりと。

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朽葉も凍てて、白練(しろねり)致す。春の女神、衣支度は冬の内に。


余談ですが(笑)・・・。

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まだ、この時期残り紅葉が大文字山や東山連峰には残っておりました。
赤いや黄色の紅葉に、雪が積もると遠目にめっちゃクリスマスツリーのように見えたのは、
師走のクリスマス前、私だけではございませんよねぇ(笑)。

参考

写真:2014年12月18日 哲学の道(関雪側)

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2014.12.18

寒かったですね!銀閣寺雪化粧

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京都は昨日から雪のお天気。
寒かったです~。久しぶりに市内でも積雪。
病院の前に、ちょっと寄り道で銀閣寺へ。
雪の銀閣寺は趣深いです。

皆様、お風邪にお気をつけて。

参考

写真:銀閣寺

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2014.12.08

千本釈迦堂の大根だき2014

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京都の師走の風物詩、千本釈迦堂の大根だきへ行ってきました。
京都の行事は多々あれど、この時期の大根だきをニュースや新聞で見ると、冬深まり、年も終わりと感じます。
大根だきは、千本釈迦堂以外にも三宝寺や妙満寺、了徳寺、三千院でも行われています。
(あとは、四条南座のまねきがあがったりすると、師走だなぁと思います。)

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大根(だいこ)焚きは、鎌倉時代に茲禅上人が大根の切り口に梵字を書いて魔除けとしたのが始まりだそうです。
古くから中風除けと言われ、現在では、全体的に健康増進・無病息災を祈念いたします。

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千本釈迦堂の本堂は国宝で、鎌倉時代創建寺のままだそうです。
そして、この大根だきの両日は、普段は非公開の御本尊様も御開帳されます。

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お大根とお揚げさんが大鍋で炊かれ、1000円で大根大体3つとお揚げさん1枚が一椀に。
境内には床几がだされ、冷えた体があったまります。
お出汁が良くしみて、アツアツです!!
タッパーを持参するとお持ち帰りも可能ですよ~。

我が家は今夜の晩御飯でも頂きます。

写真:千本釈迦堂

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2014.03.14

京の雪景 2014 妙心寺塔頭大法院

妙心寺の塔頭の大法院は、普段は非公開のお寺さん。
年に、春と秋のみ、お抹茶とお菓子と一緒にお庭を拝観することが出来ます。


今回は、「第48回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開」にて、初めて冬のお庭が公開されました。
冬のお庭も初めてなら、雪が降ったのも初めて。
初めて尽くしの拝観という僥倖でございました。


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「第48回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開」は、3/18㈫まで。
めったにお目にかかれません、冬のお庭がございますよ。
※お抹茶接待はありません。また、寒いので、雪見障子が立て回され、屋内からのお庭鑑賞です。


因みに・・・。


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春のお庭はこんな感じ(2013年4月20日)。


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秋のお庭はこんな感じ(2012年11月21日)。


皆様は、どの季節がお好みでしょうかね。

参考

写真:2014年1月19日 妙心寺にて

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2014.03.13

京の雪景2014 大徳寺塔頭高桐院・雪大文字

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新 年乃婆自米尓 豊乃登之 思流須登奈良思 雪能敷礼流波

新しき 年の初めに 豊の年 しるすとならし 雪の降れるは

葛井連諸会 『万葉集 巻17 3925番』

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凍て空より、ひらりひらりと雲母降り。


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朔の夜の空の切片、うすらいに閉じ込める。

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陽をとどめんが為、下染めにした思いは、何ぞ。


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踏むはならずの、雪の庭。


参考

写真:2014年1月10日 京都御所・大徳寺

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2014.03.12

京の雪景2014 大徳寺塔頭瑞峯院・龍源院

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冬はつとめて 雪の降りたるはいふべきにもあらず

『枕草子』 清少納言

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白銀の世界に動くは、墨染め衣がただ一点。

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花の兄、満つ花零れて、雪となり。


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蒼穹へ、雪波の音のみが澄み渡る。

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雪砂紋、枯山水にも陰陽描く。
瑞峯院・方丈前庭園『独坐庭』

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秘めたクルス、一夜にて、青女(せいじょ)が掛けし雪紗が、なお、隠さんや。
瑞峯院・方丈裏庭『閑眠庭』

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雪まろし、残雪幽趣、日煌めき、陽光有徳。
龍源院・方丈前石庭『一枝坦(いっしたん)』

参考

写真:2014年1月10日 大徳寺にて
※この大徳寺瑞峯院の雪景色、JR新幹線グリーン車にて読める「ひととき」の1月号の表紙でした!

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2014.03.08

京の雪景2014 旧居より引っ越し

節分も過ぎ、桃の節句も迎えましたが、急にあったかくなりましても、雪がまた降ったりで。
三寒四温、どうぞ、皆様、ご自愛下さいませね。

さて、春らしい記事をと思いつつも、春爛漫になる前に、冬ごもりの記事もアップしてしまいませんと・・・。
皆様、何だか寒々しいですが、どうぞ、お付き合いくださいませ。


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昨年の12月29日、5年住まいした自宅を引っ越しました。
年末もきわきわの引っ越し・・・。
しかも、その日は雪!!
ヤバい、引っ越し大丈夫?と心配しましたが、無事に引っ越しは完了しました。


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左大文字も雪大文字。

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舟形も今朝は、真白の帆を張っています。

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真綿の雪は、東雲色から金へと変わりました。
ほんのひと時の、雪の絵巻です。

この景色も、見納め。
白瑩(みがき)の帆で送られた、京の朝。

※題変更

参考

写真:2013年12月29日 旧居にて

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2013.02.13

京の雪景2013 銀閣寺

win8になってから、何故だかキャノンのズームブラウザと相性がわるいのよね・・・。
縦撮りした写真がどうやっても、横になったままniftyさんにアップされるのよ・・・。
「縮小専用」がよくないのか・・・。謎・・・。

前職では、源泉徴収票が送られてこないし・・。
督促電話したけど、調べて送りますって、おいおーい!
来たのは謝礼金証明書・・・。
確定申告よー!!早くしてー!!
退職金源泉はあるってば!!もー!!いーかげんにしてー!!


という荒れた心を和むべく、雪景色をアップします。

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青女(せいじょ)にて、望みの銀箔を押さん。

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銀沙灘、満ちて寄するは波の花。


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新 年乃婆自米尓 豊乃登之 思流須登奈良思 雪能敷礼流波

新しき 年の初めに 豊の年 しるすとならし 雪の降れるは

葛井連諸会 『万葉集 巻17 3925番』


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雪かづき向月台、凍て水面、寂然の極致、乱すはならじ。

参考

写真:2013年1月18日 銀閣寺

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2013.02.08

京の雪景2013 おまけ

今朝の京都もうっすら雪。
また冷え込みましたね。
二月の如月は、着更着とも書きますのよ。
皆様、お風邪召されませんよう。
インフルエンザにもお気をつけて。
福岡行った時は、博多でインフルエンザ警報が発令されてました(汗)。

京の雪景、銀閣寺前にちょっとおまけクイズ~。


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さてさて。
なんだか、いつもの銀閣とは違いませんか~??
答えは・・・。










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本来はこんな姿。


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朝作務の間は、二階の花頭窓や扉が全部開いているのです。
なんだか、不思議な趣なのです。
でも、やはり、花頭窓の障子の白がある方が、ぴりっと効いてしまりがあるような気がしません??


参考

写真:2013年1月18日 銀閣寺

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