2010.05.28

香港雑記 最終 オープントップバスで夜の街中巡りとビクトリアピークの夜景

最後の香港の夜です。
翌日は朝の便ですから、実質、香港で過ごすのはこの夜が最後。
のんびり夜ツアーに参加しました。
「オープントップバス&ビクトリアピーク夜景鑑賞」、丁度、キャンペーンで割引の260$でした。
(本来は、390$するそうです)


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19:30に、尖妙姐DFSギャラリア・チャイナケム店前に集合し、黄昏の香港をオープントップバスにて巡ります。

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煌びやかなネオンの真下を通ります。
看板によっては、ぶつかりそうなくらい低い物もありますので、中々スリリングです。
暑い時期ですので、まとわりついた湿気が夜風にほどけていくのが心地よいです。

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昼間はなーんにも無かった男人街も、夜は露店が道を埋め尽くし、とても賑やかです。

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ピークトラムに乗って、ビクトリアピーク山頂へ。
ツアーをお願いしてて良かったことが、ここでツアー枠が決まっているので、長蛇の列に並ばなくて済みましたことです。
助かりました~。50分待ちとか書いてましたし、他にも続々ツアー客が来ますから、実質、もっと長時間待たないといけなかったはずですもの。
山頂へ向かう車内は、もの凄い傾斜。普通に立っていられないほどです。


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夜のチケットは、夜景仕様。何だか可愛いです。


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これが、「100万ドルの夜景」でございます!
よく夜景を“宝石箱のよう”と例えられますが、まさにその通りでした。
宝石のパヴェの様にキラキラ瞬いて、湾をライトアップされた船がついと流れる光の箱庭です。
ツアーの残念なことに、自由散策の時間が、30分しかないのです。
もう少しゆっくりしたかったなぁ。

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なので、マダムタッソー蝋人形館へは行けませんでした。
偶々、入口に出張中だったブルース・リー。
本物みたい!!
ピークトラム駅には、ジャッキー・チェンがいましたよ~。


メチャメチャ揺れてますが、オープントップバスで巡るネイザンロードの様子を。
そして、ガイドさんがホテル送迎順をアナウンスしてますのは、ご容赦下さいまし(笑)。

おまけ

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スーパーで見た、インスタント麺の棚にずらっと並ぶ“出前一丁”。
こんなに種類があったら、迷うわよ・・・。

足かけほぼ一年越しの香港雑記でしたが、これにて無事に終了でございます。
香港は、人も街もとてもパワフル。
自分も頑張らないとって思います。
今回は、仕事も兼ねてで、やり残したことや食べ残したことが、まだまだたーくさんありますので、また行けたらいいなと思っています。
が、次回は酷暑の時期は避けたいです(笑)。


参考

写真:2010年8月25日 香港にて

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2010.05.26

香港雑記 その15 昼間の男人街・玉器市場散策と香港鮨事情

「ヌーンディ・ガン」の後は、妹や母のミッションを終え、一旦ホテルへ引き返します。
そのまま帰るのもつまらないので、ホテル最寄り駅より2つ手前「佐敦」駅で降りて、ちょっと寄り道して街歩き。

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新填地街(レクラメーションストリート)では、青空市場が。
青菜類や果物、海産物などが山盛り売られてます。
しかし、ちょっと蛇は無理-!


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昼間の男人街はなーんにもありません。
どのお店もシャッターが下りてしーんとしてます。
ここはやはり夕方から夜にかけてが訪れるべき時間なのでしょう。

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終了間際の玉器市場をひやかして。

日本人と分かるとお値段がふっかけられますよ~。
私の北京語はちょっと台湾なまり、折しもチャイナシャツを着ていたので、台湾人のふりをしたら、お値段が一気に三分の一ほど下がりました。あはは。


ネイザンロードを、市場で買ったフレッシュマンゴージュースを片手に、のんびりホテルへ帰ります。


部屋で一時間ほど仮眠して、夜のツアー前にこの4日間ずっと気になっていたお鮨屋さんへ!

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ランガムプレイス12階の「Monster Sushi」へ。

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回転鮨なんですよ~。
そして、お鮨はすべてサビ抜き。
山葵は恐らく粉山葵を水でといたもの。
写真の様(レーンの緑色の入れ物)に廻ってくるので、各自、好みの量取ります。


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海胆甜蝦(甘エビとウニのお鮨)とモンスター鮨(ウニとあぶりホタテとサーモンたたき)と焼三文魚(あぶりサーモン)

どれもネタは新鮮ですが、レーンで流れているお皿はやっぱりサーモンの登場が多い(笑)。
お醤油は多分、キッコーマン濃い口。
もうちょっとご飯に酢が効いていたらいいんですがねぇ。
ご馳走様でした。


お鮨の異文化交流もさることながら、日本語メニューが色々と面白い事に。

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モースダ鮨
正:モンスター鮨

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おいなりさんには、何故か目が付いており、味はほぼ無味。

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かぼしゃとさっまいもの天ぷら
正:かぼちゃとさつまいもの天ぷら

さけとし七味焼き
正:さけヒレ七味焼き

なんこつつくれ焼き←ある意味正しい!
正:なんこつつみれ焼き


台湾でも良く見かけますが、やはり、カタカナのレとひらがなのし・カタカナのヒとひらがなのと・大きいつと小さいつが難易度高いようです。
大笑いさせてもらいました~。

本日の一日1マンゴー


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芒果三文魚腐皮(マンゴーとサーモンのおいなりさん)
マヨネーズにあえたサーモンに、トビコもトッピング。
ううーん、失敗・・・。
お魚とマンゴーは合わないと思います。


参考

写真:2009年8月25日 香港、佐敦~旺角

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2010.05.25

香港雑記 その14 蓮華楼にて飲茶ブランチと銅鑼湾のヌーンディ・ガン

前回の香港雑記から、またかなり間が空いてしまいました・・・。
早く終わらせないとー。後二回くらいかしらね。

では、香港雑記の続きです。
8月26日は、前日の炎天下マカオ街歩きで疲れがきたのか、ゆっくり起きになってしまいました。
というわけで、ゆっくり飲茶ブランチにお出かけしました。


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こんな階段を上がったところに、


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「蓮香樓」はあります。

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店内は地元の方々で大賑わいです!
席を自分で確保しないといけないのですが、全然空いてない・・。
どうしよう~と思っていたら、テーブルに座っていた常連さんのおじさんがおいでおいでとして下さり、席を詰めてくれました!
有難うございます~!
基本、相席です。
そして、廻ってくるワゴンを待たずに、皆さん厨房から出てきたワゴンに群がります(笑)。

まごまごしてると、お店の方ではなく、相席の常連さんが世話を焼いてくれたり、「コレ美味しいよ」とジェスチャーでオススメしてくれたりと有り難いです。うふふ、嬉しいなぁ。
ざわざわ活気の溢れる店内は、勢いがありつつも温かい雰囲気で満ちています。
お店で飼っているにゃんこがバックヤードから出てきちゃったり(あえなく御用笑)、テーブルもちょっと汚れてたりとお店はそれほど綺麗ではないけれど、素の香港の様子を感じるのはとても楽しいです。


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点心を選ぶと、このように表にプチプチ判子を押して貰い、お会計時に持って行きます。
中貼は14$、大貼は16$でした。

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食べる前には、まずは「洗杯」を。
お茶は茉莉花茶でした。

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ぷりぷりの海老韮蒸餃子と多分何かのホルモンを大蒜で蒸したモノ。
臭みも全くなく大蒜が効いて、ビールが欲しくなります(笑)。

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私の大好き腸粉。
大きな海老がごろんごろん入っています。


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隣の席のおじさんオススメの山竹牛肉球。
肉汁がじゅわっとの肉団子に、柑橘系の爽やかな後口。


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クワイ入りの海鮮焼売。
さくさくのクワイがよいアクセントです。


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見た目も綺麗な豚肉と海鮮の餃子。
まるで小籠包の様に肉汁がたーっぷりで、噛んだらぶしゅっと飛びました。
お向かいに座っていた老夫婦に「小心!」と笑われました。

どの点心も食べ応え有りです。美味しかったです。
あぁ~、他にも食べたいものがいっぱいありました~。
またいつか、食べに来たいですわっ!

お腹がいっぱいになったので、腹ごなしに銅鑼湾まで移動。
毎日正午きっかりに行われる「ヌーンディ・ガン」を見に行きました。

「ヌーンディ・ガン」とは、東角に主要な倉庫と事務所を置いていたジャーディン・マセソン社の伝統として、社長が出入港する際、礼砲を私設軍に撃たせていたのを、イギリス海軍に「一民間企業が撃つとは何事だ!!!」と咎められ、お詫びに、正午に時報として大砲を撃つことを要求されたのが始まりだそうです。
1800年中頃よりずっと続いてきましたが、1941年、旧日本軍に香港を占領され一時中断、1947年に再開されました。

現在は、エクセルシオールホテルの係員が毎正午に鳴らしているそうです。


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きびきびとした動きの係員の方が懐中時計を手に合図の鐘を鳴らし、引き金を引きます。
いや~、色々加薬詰めたりとか大作業があると思っていたら、きゅっと引き金を軽くひいたら「ドーン!!!」と大爆音が!!
吃驚しましたわ~。


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儀式が終わると30分間は、係員の方がゲートを開けてくれますので、砲の近くに寄れます。

現在の大砲は、第一次世界大戦のユトランド沖海戦で実戦に使用されたホッチキス3ポンド砲だそうです。


参考

写真:2009年8月25日 香港中環・銅鑼湾にて


お店

「蓮香樓」
住所:中環威霊頓街160-164号
TEL:2544-4556
営業時間:6:00〜23:00※飲茶は17:00まで。旧正月・中秋節の翌日休
※日本語は全く通じません。基本、相席になります。

      


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2010.01.15

香港雑記 その13 MTRのオクトパスカード、交通色々とランガムプレイスフードコートにて夕食

香港雑記、年内に終わりませんでした・・・。
スイス雑記もまだまだ、台湾雑記も途中。終わりが見えません・・・。
皆様、気長におつき合い下さいませ~。


※カードの写真は下記にあります。
香港には沢山の交通手段があります。
今回、滞在したホテルは旺角でしたので、ほとんどMTR線を利用することになりました。
なので、オクトパスカード(関西で言うイコカやピタパみたいなもの)を空港で手に入れ、
空港から市内へのエクスプレスから使用しました。
このカードは、地下鉄・電車・シティバス・ピークトラム・各島へのフェリー・スターフェリーと様々な交通手段で使用出来ます。
乗車する度に料金が引かれます。
50HK$がデポジット、帰国時カードを返却すればデポジット分は返金されます。

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もちろん、MTRではこのようなタッチパネル式で、目的地切符も買えます。

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オクトパスカードは、150HK$から。
ですから、残金が不足してきたら、このような加算機にて料金を追加して下さい。

台湾の悠悠カードと一緒ですね。


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改札はこんな感じです。

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このように、カードをタッチして入構して下さい。

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すると、このように区間の料金とカードの残金が表示されます。
歩きながら撮ったのでボケてしまいました。すみません。


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こちらは、空港から市内へのエクスプレス。
広くて新しく、荷物置き場も広くとってあり快適でした。
車両上部に、現在電車がどの辺りを走っているか分かるので、良かったです。

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このような、高さの楽しめるオープントップバスや、

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前に紹介したスターフェリー、

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こんな小さな小さな海上タクシーも有りました。

暑い暑いマカオから帰って来たので、この日の晩ご飯はホテルの入っているショッピングモールのフードコートにて。
まだ後、二日ありますからね。
マカオ街歩きでお腹が空いています!
ではでは、フードコートでお店をはしごです!!

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まずは、4Fの「池記」にて、雲呑麺のセット45HK$を。
海老入りの雲呑はぷりぷりで美味。薄味の優しいスープも美味しかったです。
菜心は、芥蘭という野菜。少し苦みがありますが、しゃきっと茹でてあり良い感じです。

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鳥の手羽の煮物。これがまた美味でした。
芥蘭でタレまでしっかりぬぐって、美味しく頂きました!

さて、はしごはしご(笑)。
同じく4Fの「上上拉麺小龍包」にて、ビールとあてに上海小籠包(26HK$)と蒸鮮肉包(25HK$)を。


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肉包は、小ぶりでしたので、ぺろっと食べてしまいました。
小籠包も肉包も中々ジューシーで、ご馳走様でした!

満腹でこの日はすぐにお部屋でぐっすりでした。


今日の一日一マンゴー、二回目。

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旺角、ランガムプレイスの真ん前の「許留山」にて、
芒椰芒果爽、15HK$
マンゴーの果汁と果肉とゼリーがごろんごろん。ココナッツミルクとの甘ーい相性は最高でした!

おまけ


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香港の至る所にある、この「滑るから、気を付けて!」の看板。
(ホント、しつこいくらい沢山あります。)


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なんと、「許留山」では、マンゴーが滑ってました!とっても可愛いんですー!!
こんな遊び心がいいですわ~。

参考

写真:2009年8月25日 香港にて

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2009.12.28

香港雑記 その12 マカオ(ラザロ地区~聖ローレンス教会~ロバートホートン図書館) 

聖アントニオ教会を出ると、日差しが眩しい、いや、痛い。
汗だくの暑さに、それにとどめを刺すお土産の試食ジンジャークッキーやエッグタルトで、
口の水分を全部持って行かれて・・・。
ちょっと熱中症のような感じに。危ない危ない。
ラザロ地区へ向かう途中で、コンビニに駆け込み、しばしクーラーで休息。
そして、ポカリとマカオビールを買う私(笑)。

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聖ラザロ教会へ向かう途中で、木陰の階段に座り、冷えたビールを飲む私。極楽極楽。

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あんまりにも暑いせいか、ほとんど人がいません。
空は青く、あくまでも軽やかに明るい建物。
流れるようなカルサーダスは、苛烈な太陽に輝き、鮮やか。
アジアのまとわりつく様な熱気が無ければ、ここは南欧ですと紹介しても一見、分からないでしょうね。
こちらは、木々の木陰もあり、人もおらず、今回のマカオ探訪でお気に入りのところとなりました。

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聖ラザロ教会です。
マカオ三大古堂の一つです。
こちらも残念ながら、お昼休みで中へは入れませんでした。


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聖ローレンス教会です。
こちらも、マカオ三大古堂の一つです。
優しいパステルイエローの風格のある建物でした。
入口の百日紅に招かれるように、中へ。

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午後の光が降り注ぐ教会は、晴れ晴れとした趣があります。
ここは、聖人像のまわりに漢字があったり、供えられているお花が菊だったりと、
アジアとヨーロッパが見事に共存しておりました。


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柔らかなステンドグラスに、心惹かれました。

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すぐ近くのロバートホートン図書館です。
この図書館は世界遺産でありながら、現役の素晴らしい図書館です。
私が見学した際も、沢山の地元の方が利用されていました。

お仕事中の司書の方に、少しお話を伺いました。
英語での遣り取りでしたので、間違っているところが多いと思います。
私の英語は、心許ないのです・・・。


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香港の大富豪、ロバート・ホー・トンの別荘と明、清時代の貴重な書物がマカオに寄付されて、
1958年に図書館となったそうです。
現在発行の図書から、ポルトガル統治下の数百年間の資料も大量に蔵書されています。
利用者の妨げになるので、館内では撮影禁止ですが、観光客も自由に見学できます。
当時の建物と同じく、新しく増設された近代的な建物と合わさって、ブックディテクションシステム有り、
閲覧席68、蔵書数5万6千冊、マカオ中央図書館の分館として機能しているそうです。


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中庭に本を持ちだして楽しむことも出来ます。
素敵です!


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ロバートホートン図書館へ行く前に、
実は、ラザロ地区からセナド広場に戻ったところで、移動図書館車と出会っていたのでした。
運転手の方ももちろん司書の方、この方とも少しお話を。
幸い、北京語も通じるようでしたので、北京語+英語でお話しました。
マカオ中央図書館と八角堂、民政総署の2階の文書館など、
マカオのこの辺りに点在している図書館や図書室を巡回しているそうです。
利用者は、貴重書やその図書館の特有本以外ならば、どの図書館で返却しても良く、
この移動図書館車が各図書館へ返却に廻っているそうです。
恐らく、各図書館間で取り寄せも出来るのでしょう。
休日や、定められた日程?には、セナド広場でこのように車体の側面を開け、臨時図書館としても機能し、
観光客や地元の方が手にとることが出来るようにしているそうです。
私の父親くらいの年齢でしょうか、「利用者に役立つライブラリアンになりなさい」と激励して下さいました。
頑張ります!!


マカオ探訪では、この図書館が私の一番のお気に入りとなりました。
いつか再訪した際は、もっとゆっくり滞在して、図書館で閲覧もしっかりしたいと願ってやみません。
観光客も貸出出来るのか、ちゃんと聞いておけばよかったですわ。

ここで、マカオ滞在時間切れとなりました。
セナド広場から、フェリーターミナルへ。
ロバートホートン図書館のお隣、聖ヨセフ教会も訪問したかったのですが、
(ザビエルの遺骨があるそうです)修復中で、残念ながら拝観中止でした。

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フェリーターミナルでは、マカオのアルコールの安さにしこたま買い込んで、香港へ帰りました。
鞄が重かったです(笑)。


参考


写真:2009年8月25日 マカオにて

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2009.12.25

香港雑記 その11 マカオ(大堂・大堂広場~聖ポール天主堂跡~モンテの砦~聖アントニオ教会)

マカオで街歩きをする際、沢山のアズレージョ(タイル)で作られた道路標識を目にしました。
(何故か写真に撮ってませんでした・・・)


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他にも、このようなアズレージョの噴水などが有りました。
この図案は、大航海時代のマカオの様子でしょうか。
帆船が沢山見えますね。

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てくてく登って、大堂広場へ。
丁度お昼休み(13時~14時くらい)だったので、大堂は閉まっていました。
ですがお陰で、セナド広場の混雑から開放され人の少ない写真が撮れました。


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一旦セナド広場に戻って、聖ポール天主堂跡へ。
途中は沢山のお土産屋さんが並び、歩いているだけで、試食でお腹がいっぱいになります。
ポークジャーキーやジンジャークッキー、エッグタルトなど盛りだくさん。
しかし、暑いし、口の水分を全部持って行かれるんですけどー!!
冬の方が楽しめますね・・・きっと・・・。

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聖ポール天主堂跡が見えてきました。
手前にあるオブジェは、中国人女性がポルトガル人に蓮の花を手渡している像です。
ポルトガルと中国との友好記念碑だそうです。マカオ返還の記念でしょうか?


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とにかくこの辺りは人が多く、人の入らない写真を撮ることが全く出来ません。
(今までもそうでしたけど・・)
中段の大きい像は、聖母マリア像です。
その下は、イエズス会の聖人像だそうです。
わかりにくいですが、下段中央左がイグナチウス・ロヨラ、右がフランシスコ・ザビエルだそうです。

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この写真を後で見て、あれっと思ったのですが。
私、高校がカトリックミッションスクールでした(更に、イエズス会関係)ので、ちょっと気になりました。
写真の中央下、"MATER DEI”と掲げられています。
ラテン語で「神の母」、つまり「聖母マリア」と書かれています。
でも、この天主堂の名前は、「聖ポール」、つまり異邦人への伝道者「聖パウロ」。
何故???伝わり間違いなのでしょうか???

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実は、この前壁の中に、江戸時代、キリスト教弾圧から逃れてきた日本人が造ったのではないか、
と思われる箇所が二箇所あるそうです。
(世界ふしぎ発見というテレビで知りました)
一つは、聖母マリア像がいらっしゃる窓枠に菊の紋章が描かれていることだそうです。(わかりにくいですが)
もう一つは聖母マリア像の右、七つの龍頭を持つ悪魔が描かれていて、
それを聖母マリアが踏みつけているという意匠です。
この悪魔はキリスト教を弾圧した徳川家康なんだそうですよ。

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聖ポール天主堂は、度重なる火災により、今ではこの前壁しか残っていません。
映画か何かの書き割りセットみたいですが、当時はコレジオもあり、さぞ壮大な天主堂だったのでしょう。


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この前壁の奥には、天主教芸術博物館および地下納骨堂があります。
江戸時代の日本人キリシタンの骨も納められているそうです。
私は一人だと恐くて、パスしてしまいました。すみません。


さて、ここから、炎天下、山登りです(笑)。
頑張って階段や坂道をてくてく登ります。
気温は既に38度、体温より高いですがな・・・。

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モンテの砦です。
17世紀初頭イエズス会信徒によって築かれた22門の大砲を持つ砦です。
1622年には攻めてきたオランダ軍をポルトガルがこの砲台にて撃退しました。
これによって、オランダはマカオを撤退、台湾へ矛先を向けます。
これが後に台南での鄭成功のお話に繋がるのです。
大砲は全て、海に向かって設置されています。

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なので、こんな事を(笑)。
ホテルリスボアにどーん(笑)!


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マカオ博物館もあります。
ちょっと時間が無かったので、入館していません。
モンテの丘の北西側へ行くと、聖ポール天主堂跡が横から見えるのですが、
ちょうど結婚写真を撮影されていたので、遠慮しました。

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砦へ行く途中には、聖母子像が緑に守られ涼しげに佇んでいました。

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モンテの丘を降りて、聖アントニオ教会へ。
マカオの三大古堂のひとつです。
ここが一番古いそうです。


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十字架にかけられたイエス様が祀られています。


マカオで街歩きをして、凄いなぁと思ったのが、
教会や廟、他にも世界遺産の建物全てに拝観料?が無いのです。
それに、建物内も写真を撮り放題です。
入口に募金箱みたいなのはありましたので、中へ入らせてもらった建物では、私も心ばかりを。
ですが、観光客の中には、机でぐだっと寝ていたり、立入禁止内へ踏み込んだり・・・。
ここはあくまで祈りの場ですし、敬虔に祈ってらっしゃる方もいらっしゃいます。
せめて、帽子は脱げ!中で大声でしゃべるなよ~と思う私はうるさいでしょうか(笑)?
あとは門番や堂守の方には、入るときや出るときには何か、一言とか。会釈とかねぇ・・・。
これは、日本人の感覚なんでしょうかね。むむむ。

ここ、聖アントニオ教会でも、出るときに「Thank you 」と声を掛けると、
堂守(←間違ってますよね、なんと言ったらいいのか・・・)のおばあさんが少し微笑んで、
「再見(北京語)」、「アンニョヒカセヨ」、「サヨナラ」とご自分が知っているさようならの言葉を沢山並べて、送り出してくれました。
何だかとってもじわっとしました。

参考


写真:2009年8月25日 マカオにて

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2009.12.22

香港雑記 その10 マカオ(媽閣廟~セナド広場~聖ドミニコ教会~廬家屋敷)

マカオに着くと雨も上がり、香港より更に蒸し暑くなっています(笑)。
短時間の滞在ですので、世界遺産を全部とは無理ですので、
メインをいくつかピックアップして、効率的に廻らねばなりません。

マカオという呼び方は、ポルトガル語です。
中国語ですと、澳門と呼ばれます。
澳門半島(マカオ半島) タイパ島、コロアネ島、両島をつなぐ埋立地コタイ地区からなる、海に囲まれた所です。
清の時代よりポルトガル植民地であったため、中華とポルトガルが融合した歴史的建造物が沢山残り、
30もの世界遺産をもつ観光地域です。
(1999年に中華人民共和国へ返還され、マカオを特別行政区にすることになりました。)
カジノも盛んでして、「東洋のラスベガス」とも呼ばれています。


フェリーターミナルから、10A系統のバスに乗り、まずはマカオの名前の由来となった、媽閣廟へ。

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ポルトガル人が初めてマカオに上陸した際、「ココはなんと言うところですか?」と地元民に聞いたところ、
偶々、この媽閣廟の前だった為、「媽閣廟だよ(マァコウミョウ)」と答えたのでそれがそのまま呼び名となってしまったそうです。
マカオ最古の寺院で、500年以上の歴史があります。


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名物?グルグル渦巻きのお線香が沢山あげられていました。
お祈りをされている方も大変熱心。
道教の廟で、海の女神「媽祖」様が祀られています。
(写真は憚られるので、お線香だけ)

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大殿、石殿、弘仁殿、観音閣、各建物が山に沿って建てられており、弘仁殿が最も古いそうです。
山は岩山、奇岩が多く、このように漢字が掘られていたり、航海の無事を願ったのか、船が描かれている岩もありました。


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媽閣廟の前は、このようなガレ広場があり、真っ赤、真っ黄な廟との対比が面白かったです。


媽閣廟からは、時間短縮の為、もう一度バスに乗り、セナド広場へ。

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青と白の石が波のように規則正しく敷き詰められているカルサーダス(石畳)が美しく、異国情緒たっぷりです。
何だか、アジアに居るとは思えませんね。
広場を囲むヨーロッパ式建築は、旧マカオ市政庁・郵便局・観光局・仁慈堂です。

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後ろを振り向くと、民政総署があります。
こちらは、改装中でして、立入禁止でした。残念です。
こちらの二階は図書館になっているので、是非とも見学したかったのですが・・・。


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パステルカラーが可愛らしい、聖ドミニコ教会です。
マカオで最も美しいと言われている教会だそうです。

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教会内部も優しいパステルイエロー。
心が落ち着きますね。

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優しげな聖母子像が祀られています。
祭壇下に見える白と黒の十字はドミニコ会の紋章だそうです。

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脇にも聖母子像が祭られていました。
信者の方々の祈りの灯火が、暖かく揺らめいていました。

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今度は打って変わって、東洋と西洋の融合、廬家屋敷です。

19世紀後半から20世紀初頭にかけての中国人の大富豪、廬華紹(廬九)が建てた屋敷の一つです。
廬九とその長男、廬廉若が1910年までここに住んでいたと言われています。

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西関(広州)建築様式を基礎に、ポルトガル風の装飾が加わり、モダンなお家です。
随所に東洋、西洋の様々な意匠が施されており、見応えがあります。
文化が出会い、混じる場所という所は、独特の雰囲気がありますね。


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マカオでは、ひょいと細道を入るとこのような素敵な露地もあり、街歩きの醍醐味でした。


参考

写真:2009年8月25日 マカオにて


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2009.12.18

香港雑記 その9 香港(尖沙咀中港城)からフェリーでマカオへ!

さてさて、京都の紅葉便りも終了したので、香港雑記再開です~。
マカオ編だけでも、クリスマスまでに終わらせないと!←自分にプレッシャー。
だって、年末にマカオにいらっしゃるお友達が。何とかして、間に合わせます!

それでは、香港雑記マカオ編はじまります~。
この日は1日フリーでした。
なので、香港からマカオへ日帰りツアーを敢行しました!!
※香港からマカオへは、パスポートが必要です。

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取り敢えず、腹が減っては戦は出来ぬと言うことで、朝ご飯を。


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蛋牛粥 70HK$。
これ、一杯がかなりの量です。
女性なら、二人でシェアしたほうが良いですね。
煮込まれた牛肉と優しいおかゆが良い感じでした。

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蟹子焼売 24HK$
ほこほこジューシーで美味しかったです~。

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楊枝金露 21HK$
1日1マンゴー、一点目。
タピオカにマンゴーがゴロゴロ、そして、分旦の爽やかなデザート。
私、マンゴープリンよりこっちの方があっさりしてて好きかも。


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香港からマカオへは、ヘリかフェリーのどちらかが就航しています。
フェリーは、噴射飛航・金光飛航・新渡輪と三社が運行しています。
今回は、ホテルのある旺角からのアクセス上、九龍側尖沙咀の中港城より運行している
「新渡輪(ファーストフェリー)」でマカオ入りです。


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これがフェリーの切符です。片道133HK$
一人旅ですし、念のため、帰りの切符も用意しました。
また、夜の女一人歩きは止めた方が良いとのことだったので、ちょっと早めの便を。
カジノはいつか、マカオで一泊出来た時の楽しみとしましょう。

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フェリーは全席指定ですが、切符には座席表が記入されていません。
こちらでチェックイン手続きの際、スタッフに手書きで座席番号を記入されるか、
座席シールがぺたりと貼られます。

チェックイン手続き後は、案内に従って出国します。
よっぽどの大荷物で無い限り、ほぼノーチェックです。


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それでは、フェリーに乗船です。
フェリーは30分おきに出ており、香港マカオ間を結ぶ重要なラインとなっています。
朝は、大体六時くらいから、夜はカジノで遊んで帰る人の為か、11時過ぎくらいまで便があるそうです。
香港中港城からは、約70分ほどの船旅です。

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私が乗ったのは、エコノミークラス。
座席は割とゆったりめです。
ただ、トイレが・・・、詰まってるしメチャ汚かったのです・・・。
朝の便なのに、何で?清掃しないのでしょうか?
フェリーターミナルでトイレは済ませておいた方がいいと思います。

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このように、船の中では軽食や飲み物も販売されています。


さて、船の乗り心地なんですが・・・。
外湾に出た途端、もの凄い揺れました。
丁度雨が降ってきたというのもあるでしょうが、スピードもありますしねぇ。
私は酔い止めを飲んでいたので、良かったですが、乗り物に弱い人はツライかもしれません。
それに、船内で出入国カードを書かないといけませんので、ちょっとキツイですね。

私のお隣の席は、深センに住む大学生の若いお嬢さん。
お話をしているうちに、マカオはあっという間に着きました。

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ちょっと雨で見えにくいですが、マカオタワーが見えるでしょうか?


参考

写真:2009年8月25日   香港(尖沙咀)、マカオにて。

お店
「糖朝」
住所:九龍尖沙咀廣東道100號G-F
TEL:2199-7799、2199-7788
営業時間:月~金 08:00~深夜00:00、土日祝 早朝07:30~深夜01:00、無休
※日本語メニューあります。

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2009.11.11

香港雑記 その8 シンフォニー オブ ライツSymphony of Lights 幻彩詠香江」

PM8:00前

「唐閣」のある、ランガムホテルからは、ビクトリアハーバーはすぐそこ。
香港の百万ドルの夜景を見に、昨日行った尖沙咀東部海濱公園(尖沙咀)へ。

シンフォニー・オブ・ライツ Symphony of Lights 幻彩詠香江」は、香港政府観光局が2003年から開催している毎晩午後8時からのイベントです。
このイベントは香港が英国植民地から中国へ返還されたことを記念して始まりました。
香港島や九龍島の主要ビルを紹介しつつ、サーチライトやビルの照明を音楽に合わせて、煌びやかに瞬かせます。
時間は、13分ほどですが、香港の夜を楽しめるイベントですね。

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お天気も良く、対岸の香港島がよく見渡せました。


※音が出ますので、ご注意下さい。
丁度ビクトリアハーバーを渡って行く船もライトアップに参加していましたよ。


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「シンフォニー・オブ・ライツ」を楽しんでから、ゆっくりとMTR「尖沙咀」駅へ。
彌敦道(ネイザンロード)は夜も賑やかでした。


参考

写真:2009年8月24日 尖沙咀東部海濱公園(プロムナード)


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2009.11.06

香港雑記 その7 ランガムホテル「唐閣」にて夕食

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晩ご飯は、滞在しているホテルの本店?でしょうか、ランガムホテル内の「唐閣」(タンコート)にて会食です。
後から調べてわかったのですが、ミシュラン2つ星でした!!
店内は割と暗めでしたが、テーブルクロスなどにもチャイナシルクがふんだんに使われて、雰囲気があります。

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まずはつきだし。
貝のヒモのキムチ合え。
乾杯の香港ビールに合います。

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前菜のクラゲと鮑の冷製。
鮑は柔らかかったのですが、私にはクラゲは少し磯の香りがきつく感じました。


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砵酒[火局]美国蠔
牡蠣のポートワイン焼き。
これが、絶品でした!!
大きな牡蠣は柔らかくジューシー、外はかりっとしていて、ポートワインの甘みでしょうか、とても美味でした。
どうやら、お店の看板メニューのようですね。

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スナップエンドウとミル貝のX0醤炒め。
しゃっきりしたエンドウとむっちりしたミル貝の歯ごたえが絶妙でした。
X0醤の味わいも美味しかったです。


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最後に、アスパラと海鮮のあんかけ炒飯。
もうおなかいっぱいと思うのに、どうしてお腹に入るのでしょうか(笑)。
色味とは違い、あっさりしていて、ぺろっと食べてしまいました。


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お料理はこのような銀の蓋を被って、運ばれてきます。
そして、テーブルにて一人一人にサーブされます。
なので、↑写真は全て取り分けてもらった一人分です。

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食後には、どっしりとした急須で、たっぷり中国茶を楽しみました。

参考

写真:2009年9月24日 尖沙咀 號朗廷酒店(ランガムホテル)「唐閣」にて

お店
「唐閣」
住所:香港尖沙咀北京道8號朗廷酒店1/F & 2/F
TEL:2375-1133
営業時間:(月-金)12:00~15:00、18:00~23:00、(土日祝)11:00~15:00、18:00~23:00 無休
※日本語スタッフはいませんが、日本語メニューがあります。


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