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2016.03.20

京都桜便り2016 はじめに 京都御所近衛邸跡糸桜

『もののあはれは秋こそまされ』と人ごとに言ふめれど、それもさるものにて、今一きは心も浮き立つものは、春のけしきにこそあんめれ。(中略)花もやうやうけしきだつほどこそあれ、折しも、雨・風うちつづきて、心あわたたしく散り過ぎぬ、青葉になりゆくまで、万に、ただ、心をのみぞ悩ます。

『徒然草』 19段


慌ただしくも、京都の桜の気配がして参りました。


Img_5942

花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは
雨にむかひて月を戀ひ、たれこめて春のゆくへ知らぬも、なほあはれに情ふかし
咲きぬべきほどの梢、散りしをれたる庭などこそ見どころおほけれ」
『徒然草』 137段

先人がそういえども、満開を求めたいものが人の心でございます。

世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし 
『古今和歌集』 巻第1 春歌上 53番歌 在原業平

“のどけき”春の心はなかなかに難しゅうございます。


今年も京都の桜暦をお届けしたく。


参考

写真:京都御所(京都御苑) 近衛邸跡にて

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コメント

こんばんは!
今年も京都の桜のお便りの時期がやってきましたね。
お江戸の桜もきれいなのですが、なんだろう、風情が違うような気がします。
京都の桜の名所はたくさんありますが、人々が酒盛りをするような(ブルーシートを広げて…)お花見するところはあるのでしょうか??
お江戸は江戸時代に庶民が楽しんだ桜の名所がいくつかあり(上野公園、飛鳥山公園など)、そこは今でもブルーシートだらけです。
個人的には御所のような風情を楽しみたいのですが、皇居の近くの千鳥ヶ淵はブルーシートではないですけども、そこからすこし行った公園ではブルーシートが広がっています。
お江戸は庶民の暮らしに密着した桜見物なのかな?
京都は貴族や皇族、雅な方々が楽しんだ名残があり、それが今でも続いているのでしょうか。

今年の春は上洛できなさそうなので(T_T)、お写真で楽しませていただきとうございまする!

投稿: まろぷう | 2016.03.20 23:05

こんにちは、まろぷう様

ブルーシートを広げてのお花見は、京都では円山公園とかでしたね!
私が学生の頃はサークルや部活の桜花見コンパは、円山公園でした。
そして、大体、二回生のスタッフが、昼間は女子、夜は男子で一日がかりで場所取りです(笑)。
※現在はブルーシート禁止になり、茣蓙でということになりました。
あとは、高野川や出町柳のデルタででしょうか。
桜の下で桟敷が合って~というのは、平野神社が有名ですね。

桜の下で宴会をしたいのは、日本人のDNAにふかーく刻み込まれているのかもしれません(笑)。

投稿: いけこ | 2016.03.21 17:26

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