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黄昏の雫にて清められし、歓喜の花枝、仏花とせん。
夕映えがほのぼのと花に満つ。
彼は誰と尋ねたくとも、ただ御仏と桜、居ますのみ。
あまりにも綺羅綺羅しき陽光、花日傘にて遮るは、御仏の慈悲か。
花心に抱かれる心地。
歓喜、歓喜と花は咲く、春の行方は誰や知る。
「大空に 覆ふばかりの 袖もがな 春咲く花を 風にまかせじ」
(『後撰集』春中 第64 読人しらず)
花の薄縁(うすべり)、踏むぞ惜し。
参考
写真:2014年4月8日黄昏、14日正中 雨宝院
2014.05.01 京都の春 | 固定リンク Tweet
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