上賀茂神社2012 紀元祭蹴鞠奉納
建国記念の日の2月11日、上賀茂神社では紀元祭りが行われます。
昔は紀元節と言われ、神武天皇が橿原の宮において即位されたことを奉祝する日だそうです。
幼馴染のナオヤに無理やり早朝に京都に来てもらい、付き合わす・・・。
そんなお誕生日翌日です(笑)。ありがと。
上賀茂神社、新玉の年を迎えて晴れやかです。
まずは、空手の奉納。
ひ~、素足が寒そうです!!寒稽古は厳し~。
※空手の前に、剣道もあったはず。
次は蹴鞠奉納。
蹴鞠は中国より1400年程前に仏教と共に伝わり、本場中国では滅びましたが、
日本では現在、飛鳥井、難波流が伝わっています。
蹴鞠の最大の特徴であるのは、無勝負であることです。
鳥羽天皇の時代(1107~1122年=平安後期)に大納言藤原成通という希代の名人が現れ、
1000日の鞠が成就した時、夢に3匹の神猿が現れ、
この御神名が鞠を蹴る時の「あり、おう、やあ」の掛け声になったと伝えられています。
四方を囲まれ清められた鞠庭に、鞠水干の鞠足が揃います。
鞠は鹿革を馬の背革で縫い合わせた、中身は空洞の軽いもの。
神職から神前に祈念されていた鞠を、鞠役が受け取り、軒へ渡します。
軒は、その座の一番身分が高くベテランさんがなるそうです。
軒は、兎歩という踵をつけた独特のゆっくりとした歩みで、鞠庭中央へ。
「枝鞠」から鞠庭で「解鞠」を行います。
その際、枝から鞠を取るしぐさは観客へは見せません。
「枝鞠」は、その季節の木を使います。
この日は、新年なので松ですね。
鞠庭に全員がそろったら、「小鞠」で足慣らしをし、蹴鞠開始です。
一座8人で、約15分~20分ほど。
蹴鞠は、右足でのみ蹴り、必ず膝は曲げず、足の甲で蹴ります。
蹴る配分は『軒』が責任を持って一座の鞠足によく行き渡るようにします。
鞠が来た時は、3足で蹴り、次の鞠足へ渡します。
蹴鞠は勝負事ではなく、声を掛け合い、どれだけみんなでリフティング出来るかと言うことが重要なのです。
明日、3月3日は、上賀茂神社では桃花神事が、下鴨神社では流し雛が行われますね。
参考
写真:2012年2月11日 上賀茂神社にて
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コメント
ああ、ニアミスの時の写真ですね。
これで見る限り、1mという事は無いですね。
5、6mてとこかな。
でも、近くにいけこさんが居るとは、
夢にも思ってなかったです。
投稿: なおくん | 2012.03.03 18:58
この日はどうもありがとうございました。
毎日バタバタしていて、この日の事を記事にできていません。涙
投稿: 写真屋ナオヤ | 2012.03.05 10:14
おはようございます、なおくん様
本当に残念でしたねぇ。
着物を着ていたので、もしやとも思いましたが・・・。
寒い中での蹴鞠、鞠足の皆様さぞ難儀でしたでょうねぇ。
桜のころには是非とも捕まえてみましょう!
(そろそろ待ち合わせをした方がよろしいかしら笑)
投稿: いけこ | 2012.03.09 09:22
おはようございます、ナオヤ様
こちらこそ早朝から、しかも、京都から来て頂いて、お付き合い有難うございます~。
私も他はアップまだ(笑)。
ぼちぼち参りましょう。
と言っている間に桜になって、更に後回しになりそう・・・。
投稿: いけこ | 2012.03.09 09:23