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2011.12.27

岡山にて、皆既月食2011 

2011年12月10日は、全国的にとても良いお天気で、皆既月食を観測することが出来ました。
皆既月食とは、お月さまのすべての部分が、地球によって太陽が完全に隠された部分に入る場合を言うそうです。
丁度相方の実家に帰ってましたので、お義父さんとお義母さんと4人でお庭に三脚立てて、カメラ構えて楽しむことが出来ました~。
流石、晴れの国岡山、ミズチの私でも大丈夫でした!
夜空は澄み渡り、冬の星座がたくさん瞬いていました。
月食の始まりは遅かったですが、月見酒と称して杯を片手に見上げたり、
寒い時期ですので、あったかいお茶なぞを各々差し入れたりしつつ、4人で入れ替わり立ち替わり、お庭で月食を楽しみました。

ちなみに、私、月食をすっかり忘れており、デジイチを持たずに岡山に帰ってしまいまして・・・。
カメラ・三脚をお義父さんに借りて、撮影。
今回の写真は、お義父さん・相方・私の誰かが撮影したものですー(笑)。

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だんだんと満月が欠けはじめ。


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猫の爪のように、ほそーくなり。

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まるっと隠れたお月さまは、こんな赤銅色。
なんとなく辺りも暗くなり、月よりも星の姿が明らかとなりました。
ひと際明るい星が西の空に輝いていました。


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そして、再びお月さまが顔を出し始めた時の明るさといったら!


翌日、お義兄さんに西に輝く明るい星がシリウスと教えてもらいました。
その時、ふと思い出したのが、中島敦の漢詩。
京都に戻って、本棚を覗いてみました。


習々東風夜淡晴
星光潤暈不鮮晶
清明未到天狼没
穀雨已過角宿瑩
庭上見星幽客意
花陰踏露惜春情
微芳満地無人識
只有隣家静瑟声

狼星方爛々
参星燦斜懸
凍夜疎林上
悠々世外天

平生懶拙瞻星悦
半夜仰霄忘俗説
銀漢斜奔白渺茫
天狼欲沍稀明滅

攻文二十年
自嗤疎世事
夜偶倦繙書
起仰天狼熾

北辰何太廻
人事固堪嗤
莫嘆無知己
瞻星欲自怡

『中島敦全集1』 ちくま文庫

この“狼星”や“天狼”がシリウスのこと。
京都新聞の凡語にも、一部分が載っていたようです。
なんだか懐かしい。


中島敦と聞くと、たいていの人は「山月記」を思い出すはず。
高校二年生の教科書に必ず載っています。
中島敦にはにがーい思い出が(笑)。
忘れもしない大学4回生の教育実習の時、この「山月記」が私の担当に。
待って!私、上代と中世専攻だから!!なんで!?現代文(泣)!?
当時、私の副担だった先生が指導教員に名乗り出て、急きょ、他の古文の先生と私をトレードしたそうです・・・。
やめて・・・そんなことしないで・・・、現代文なんてもう何年もやってないよ・・・。

苦肉の策が、最初の1コマを中島敦の他作品や人となりの説明でお茶を濁す。
その為、慌てて買いそろえた「中島敦全集」全3巻。
毎日毎日居残って、指導教員の先生に怒られながら、生徒相談室(先生は生活指導主任に昇進してました)にてマンツーマンで、講義要項のやり直し(泣)。
教員には絶対になるまいと心に誓った二週間でした。
※図書館司書教諭資格には、国語の先生の免許が必要なのです。

あの教育実習の焦りも思い出しつつ、中々面白い皆既月食観測となりました。


参考

写真:2011年12月10日~11日にかけて 岡山市内にて

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コメント

お珍しい。デジイチを忘れて来ちゃうなんて・・・
そうそう、リチウム電池は寒さに弱いので
予備をポッケに入れて持ち歩くかバッテリー周辺を暖めてあげてくださいね。

投稿: 写真屋ナオヤ | 2011.12.28 12:24

京都にて母と見てました。妖しく綺麗でしたね。


こちらでは母が『あ、北極星かな』と言うので、「なんで北極星やねん!冬の第三角で、ありゃシリウスやー!」と突っ込んでましたが…。


シリウスと聞くと、月のかけら。柊あおいの漫画『星の瞳のシルエット』を思い出す…(笑)。


そして古代エジプトでは、アヌビス神と言うそうですよ。


違う場所でも、同じ空を見て、同じようなことを言い、同じ時間を共有してたかと思うと、なんだか不思議な感覚ですね(^O^)


山月記も懐かしい。国語の宿題で、山月記の話の続きを書くというものがありまして、もろ得意技や~ん(笑)。


李朝が虎の姿のまま怨霊となっていて、通り縋りの陰陽師に成仏されるまでの話を書きまして、見事特A判定もらいました。


当時『カルラ舞う!』にハマってたんで(笑)。


なんや漫画ばっかりやな…(^_^;)


私の知識はみな漫画。

投稿: @まけ | 2011.12.29 11:59

こんにちは、ナオヤ様

そうなんですよねぇ。
この夜は大変寒かったので、お義父さんのカメラも電池の具合が良くなかったです。
あっためた方がよろしいのね。メモメモ。

投稿: いけこ | 2012.01.04 13:09

こんにちは、@まけ様

キンと冷えた夜空に、星と月の見事さは筆舌に尽くしがたく。
晴れの国岡山では、妖しいというより、くっきりはっきりさっぱり!な感じでございました(笑)。
シリウスはどこの国も、イヌ科で考えるのですね。ふむふむ。

山月記、いいなぁ、私もそんな風にすればよかった!!
もう、課題を消化するのに必死のぱっち・・・。
ダメな先生でしたわぁ。

投稿: いけこ | 2012.01.04 13:12

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