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2011.04.22

京都桜便り2011 その5 永観堂

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こちらは、“紅葉の永観堂”と呼ばれるほどのお寺さんです。
写真に写っている梢は、全て若萌えを待つ紅葉達。
境内には、桜はほとんどございません。

しかし、ほんの少し水際に桜影、色を添える程度に幾本かある様や、

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蒼天を写し取ったかの様な池の水面に滑る花筏や、


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回廊の階へ吹き寄せられた花筵に、


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ふと、桜のあえかな面影に気づかされるのです。


それらは、全てあだなる風によってもたらされたもの。
花散らしの風も、恨み言ばかりでは無いようです。


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“有る”を知らせてくれるは、姿無き風。
臥龍廊にも花びらが吹き寄せ、厳めしい姿も優しく感じます。


桜はほんの数本ばかり、それでも春の謳歌はそこかしこに。
その控えめな趣が、なにやらゆかしく、また、境内の桜ほとんどが私の好きな山桜でしたので尚更。
桜の少ないせいか、春の平日、こちらへ訪れる方は稀なのでございましょう。
臥龍廊には誰もおらず、階に佇み春風と舞い散る花弁を楽しみ、静謐な阿弥陀堂では、仏様と二人きり。
何とも贅沢なひとときでございました。
春の永観堂も、趣深いものでございます。


散る花を 惜しむ心や とどまりて また来ん春の たねになるべき

(『山家集』 上 春 127 西行法師)

参考

写真:2011年4月12日 永観堂にて

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コメント

すごい階段ですね。
曲がっているのにしっかりしている。
なんだかカッコイイです。

秋になったら同じ構図で紅葉を撮影するのも良いかもしれませんね。
こんなに艶やかになるのかって感じになりそうです。
そこかしこにある桜もまた良い物ですな。
回廊の写真もグーです。
雑誌の表紙に使えそうな気がします。

あ、すてきな桜のピアス?拝見しました。
お綺麗でございますねぇ。
上なんですねぇ。

投稿: 外付け胃袋 | 2011.04.23 00:16

仏様と二人静かな時を過ごせてよかったですね♪
すこしは癒されたかしら?(*^_^*)

投稿: Milk | 2011.04.23 10:56

こんにちは。

その後はお元気でいらっしゃいますか。

春の京都を散策なさっていて、とてもうらやましいです。お江戸もきれいでしたが、やはり京都は江戸とは異なる風情があって、どうやっても真似できない良さが感じられます。
それにしても風で桜を感じることができること…とても素敵です。お写真と共に文章をゆるゆると読んでいたら、まるでそこにいるように楽しませていただく事ができました(*^o^*)

近々また京都に遊びに行きたくなりました。

投稿: まろぷう | 2011.04.24 14:29

こんばんは、外付け胃袋様

臥龍廊、かっこいいでしょう!!
結構な勾配があるのですが、ぐいっと曲がる様がまさに龍の背を登っていくかのようでして。
私のお気に入りなんですよ。
この周りに桜はヤマザクラの二本だけ。
ですが、春の雰囲気は感じられますでしょう?

しかし、秋。
紅葉の永観堂に恥じぬ、この廊が抜けてしまうのでは?と心配するほど、ものすごーい人なんですよぅ。
きっとこんな写真なんか撮るどころじゃないです。
そして、ここ、拝観料は紅葉の色づき具合によって倍に値上がりします・・・。

桜のイヤリングですけれど、実は初めてお会いしました時も付けてましたよー。
上では無く、上等の猫をかぶっとります!

投稿: いけこ | 2011.04.25 18:38

こんばんは、Milk様

御朱印は、Milk様が先達。
どうぞ、よろしくお導き下さいませね。
仏様との二人っきりは、心が洗われるような心地になりました。
般若心経も唱えられない私は、ただただ南無阿弥陀仏と。

投稿: いけこ | 2011.04.25 18:40

こんばんは、まろぷう様

お陰様で、昨日は友人たちとおしゃべりしながらお花見でしたので、リフレッシュできましたわ~。
御心配、本当にありがとうございます。

お江戸の桜風情もいつか見てみたいのですが。
ついついこの時期の京都は離れがたくて(笑)。
永観堂の御朱印がきっかけのまろぷう様とのご縁でございますから、来年からは春のこちらが思い増すような気がします。

京都はそろそろ主役が桜から山吹・藤と移行しそうですよ。
新緑を愛でに、是非とも京都へご上洛下さいませね。
紅葉の美しい所は、新緑の時期もまた、格別でございますよ~。

投稿: いけこ | 2011.04.25 18:46

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