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2010.11.19

京都紅葉便り2010 その2 泉涌寺夜間拝観

17日の水曜日、泉涌寺の夜間拝観に行ってきました。


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拝観された事の或る方はご存じでしょうが、泉涌寺さんは東大路から泉涌寺道のかなりの距離をずずっと参らねばなりません。
両脇には、前栽のこもりくの闇が迫り、「誰(た)そ彼(かれ)は」と問うと異界へ案内されるか如き。
しかし、山内に散らばる塔頭の門にも灯明が灯され、それをしるべとし、並んだ花灯籠に導かれるように参拝しました。

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御門より見下ろす境内も、月影に濡れそぼち。


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冴え月の下、御寺(みてら)の佇まいは荘厳であり、清浄。


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仏殿にてお迎え下さる、運慶作の三尊仏。阿弥陀様・お釈迦様(今宵は宝物殿にご出張中)・弥勒様。

過去・現在・未来の内、来し方行く末のお方がおわしまし、お二方の影にて、うつつを現しなさるのか。
仏の微笑(みしょう)、零れ満つ。


普段は非公開の舎利殿では、天上の狩野山雪筆の蟠龍図が公開されていました。
こちらの龍は、赤龍。そして、「鳴龍」でもあります。
龍の下にて、手を叩くと殿内に「びぃん」と龍が咆吼します。

赤龍よ、己が身の色、紅葉言祝ぐ。


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錦繍が結ぶ光と影、あわいも和穆。
(ISOとシャッタースピードを変えて撮影してみました。)

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今宵、宿直(とのい)奏(もうす)は、深緋(こきひ)・鬱金(うこん)の袍(ほう)を纏いし。


夜姿は、艶麗なり。


参考

写真:2010年11月17日 泉涌寺

※夜間拝観は、23日(祝)までです。拝観料は、入山料+本坊拝観料千円です。
京都駅八条口側より、約20分間隔でMKジャンボタクシーのシャトルバスが出ています。

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コメント

泉桶寺、昼間でも、賑やかなところではありませんから、夜間拝観となると、みなさん、どうされているのだろう、と想っていましたが、灯明がともされているのですね。
それにしても、幻想的な、夜もみじの写真、よく撮れていますね !

投稿: 表参道便り | 2010.11.20 01:09

こんにちは、表参道便り様

参道脇の灯篭は、恐らく花灯路の明かりを借りられてるのだと思います。
ただ、境内はずいぶんと広いですが、たくさんお寺の方や学生アルバイトでしょうかスタッフの方が巡回されてらっしゃいました。
昼間の姿は典雅であり、夜の姿は幻想的。
天皇さんのお寺さんなので、どうしても宮中のイメージが浮かんでしまいます。

投稿: いけこ | 2010.11.21 12:39

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