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2010.06.30

上賀茂神社 夏越祓(なごしのはらえ)2010

夏越祓とは、六月の晦日に、半年分の犯した罪や穢れを祓うという厄除けの行事です。
今年も、上賀茂神社へ祓いに参ってきました。

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水無月の 夏越の祓する人は 千歳の命 のぶといふなり
   (能 「水無月祓」 世阿弥より 『拾遺和歌集』よみ人しらず)

と唱えつつ、左→右→左と茅の輪を連なってくぐり、最後はまっすぐ突き抜けます。


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ひとがたに、名前と数え年を記入し、ひとがたで体の悪いところと、胸の前で左→右→真ん中となで、
最後にふっと息を吹きかけ、穢れを移します。

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神火を焚き、幣を立てて清められし楢の小川。


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雅楽が奏され、宮司の皆様が茅の輪をくぐって、橋殿へ参られます。


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橋殿から、和歌を三回唱えられた後、中臣の祓えを唱えられ、
穢れを移したひとがたは楢の小川へ流されます。

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風そよぐ 楢の小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける 
 (「新勅撰和歌集夏・小倉百人一首 98番」 従二位 藤原家隆)


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麻・木綿布を裂き流し、


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頭を垂れ、和歌を唱えながらお祓いを受けます。
宮司の皆様の次に、左方から順に、参拝者全員もお祓いを受けます。

思ふこと みなつきねとて 麻の葉を きりにきりても 祓へつるかな
              (『後拾遺和歌集』 1204番 和泉式部)

祓った榊を折って流し、祓えは終了です。

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この日は、魔滅(まめ)の小豆、氷室の氷に見立てた「水無月」を頂きます。
これも京都の風物詩ですね。

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コメント

半年の穢れを祓いに行かれたんですね。
私は祓いにはいけませんでしたが
無事残り半年過ごせるように
明日、お願いしに行こうかな?ヾ(^^;

水無月おいしそう♪

投稿: Milk | 2010.06.30 22:43

これが噂の水無月ですね?
水無月を食べるって時点で”?”でした。
6月は食べられないだろう、みたいな。
関東にあるかどうかは別にして、私は全く知らない風習&食べ物です。
穢れを半年毎に祓うんですねー。
ひとがたを使ったり、陰陽師みたいです。
そういう文化が守られているって良いですね。
私はなーんにも知らないもんなぁ。
お祓いをしてもらったのがいつかも思い出せませぬ。
水無月の下の部分はお餅ですか?
元気が出そうな食べ物ですね!
その後腰はいかがでせう?

投稿: 外付け胃袋 | 2010.07.01 06:25

いけこ様、こんにちは

>夏越祓とは、六月の晦日に、半年分の犯した罪や穢れを祓うという厄除けの行事です。

そうどすねぇ、1年も半分過ぎてしもた・・・早いもんどすねぇ

いけこ様、何処かに詣でておられると思っておりましたが、上賀茂はんどしたか^^

流石に迫力がありますねぇ


我が家は昨夜、御近所の榊宮神社はんに

詣でました


>氷室の氷に見立てた「水無月」を頂きます。

あっ

食べるん忘れてた^^

投稿: 高兄 | 2010.07.01 12:52

さすがすは上賀茂神社、良い雰囲気ですね。
ずっと行きたいと思っているのですが、機会が来ないなあ。

お互い半年の穢れを祓えた事ですし、
心機一転して後半戦を頑張りましょうか。
もう祇園祭ですし、盛り上がって行かなければ。

投稿: なおくん | 2010.07.01 20:52

6月末と12月末の祓は、神道では最も重要な儀式ですから、全国の神社どこでも執り行われているハズですが、こういうのは、やはり、京都ですね(年末は、京都にいますので、八坂神社の大祓には、よく行きますよ)。夏越祓がすめば、京都は、いよいよ祇園祭一色、いけこさんも、また、大忙し、ですね。
(PS)和泉式部の歌は、やはり、いいですね!

投稿: 南青山便り | 2010.07.01 23:04

おはようございます、Milk様

このところ腰の調子が悪かったので、しっかりお祓いをお願いしてきましたわっ。
Milk様も、昨日くぐってこられましたのですね~。
祇園さんでは、31日の最終日に夏越祓がございますから、昨日で大丈夫ですよ~。
この水無月は頂きものでして。
水に見立てて、秘色色の銘々皿で。

投稿: いけこ | 2010.07.02 10:43

おはようございます、外付け胃袋様

やはり、関東ではあまりみかけませんか。
もしかしたら、東京ではとらやさんなら、売っているのかもしれません。
この6月晦日の夏越祓と12月晦日の大祓で、半年ごとにお祓いします。
京都では、色々な神社さんで夏越祓がございますから、水無月の方が身に添うような心地がします。
年末は何だか、慌ただしいですしね。
腰の事もありましたから、しっかりお祓いをお願いしてきました~。
これで、もうばっちりですよぅ。
ご心配、有難うございました!

水無月なんですが、小豆の下はういろうなんです。
写真はプレーンタイプですが、抹茶や黒糖タイプもございます。

投稿: いけこ | 2010.07.02 10:48

おはようございます、高兄様

そうなんですよ~、もう、半年過ぎてしまったのですねぇ。
早いですわ~。
夏越祓は、初めて参りましてから、やはり、上賀茂さんの雰囲気に圧倒されましてね。
以来、行ける時はこちらへ。
市バス46号一本で行けますし(笑)。

文月になると、水無月はもうございませんよねぇ。
今月は、祇園さんにちなんだ厄除け和菓子をどうぞ!!

投稿: いけこ | 2010.07.02 10:51

おはようございます、なおくん様

是非とも、ご機会がございましたら、なおくん様に参拝していただきたいです!!
とても素敵なんですよ。
ただ、始まりが夜8時からなので、かなり遅くなってしまうのですよ~。
そして、場所も電車でのアクセスが難しいですしねぇ。

はい!しっかりお祓い頂きましたので、今月の祇園祭に備えたいと思います!
ただ、私、土曜日の巡行は仕事なんですよ(泣)~。
なおくん様のお写真、期待しております!

投稿: いけこ | 2010.07.02 10:56

おはようございます、南青山便り様

東京も夏越祓の茅の輪はございますか?
どの神社が有名なんでしょう?
京都でも、上賀茂神社や白峯神社など自立した茅の輪もあり、天神さんのように、御門に添えている所もございます。
天神さんのは、皆様茅を抜き取って帰られますので、午後にはすっかりはげちょろになっています(笑)。

私、和泉式部の相聞歌より、どちらかというとしみじみと物思いを誘う歌に心惹かれます。
四季折々の雑歌もいいですよね~。
感性の人だったのでしょうね。

投稿: いけこ | 2010.07.02 11:43

調べてみましたが、東京の神社でも、夏越祓も大晦日の大祓も、やっているようです。まぁ、これをやらないと神社じゃないというほど大事な儀式ですから当然ですが。ただ、京都と違って、東京ではあまり、というか、全然意識されていません。神仏が大きな顔をしている京都と、そうでない東京の違いでしょうか。

投稿: 老後は京都で | 2010.07.02 14:53

こんにちは、老後は京都で様

なるほど、あまり認識はされていないのですね。
茅の輪もきちんとあるのかしら?
水無月も、東京ではございませんようですし。
京都では、翌日は吉符入りですから、気持ちもこの夏越祓であらたまる心地がします。

今年は、祇園祭は京都ですごされますのでしょうか?

投稿: いけこ | 2010.07.05 16:09

たとえば、神田明神のHPを見ると、夏越祓の写真に茅の輪が映っていますから、東京でも茅の輪の習慣はあるのでしょうね。
ただ、ウィキペディアによると茅の輪は蘇民将来伝説が起源ということで、祇園信仰以外の神社に、いつ伝播したのか等々よく分からないことが多いですね。
祇園祭、行く予定にしていますが、お天気が気になりますね。まぁ、巡行の方は、ミズチのいけこ様はお仕事、ということで、大丈夫カナ、とは想っておりますが、、、happy01

投稿: 南青山便り | 2010.07.05 22:36

こんにちは、南青山便り様

なるほど、東京にも茅の輪はあるのですね。
後は知名度の問題ですか、もったいないですねぇ(笑)。

茅も、花穂は「茅花(ツバナ)」と呼ばれて、古くは食用として、そして、万葉集や古事記にも出典がございますから、ずっと身近な植物だったのでしょうね。
祇園祭に配られる粽も、現在は笹でですが、古くは茅で巻かれていたと言われています。
厄除けの意味で、多くの神社に広まったのでしょうか。
勝手な考察ですが・・・。

投稿: いけこ | 2010.07.06 16:51

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今日6月30日は夏越しの祓え、各地の神社ではお参りに来る人で賑わった事でしょう。 [続きを読む]

受信: 2010.07.01 20:47

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