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2009.11.10

スイス雑記 その5 グラン・サン・ベルナール峠を越えて、ツェルマットへ

クールマイヨールにてのお昼ご飯の後は、バスでスイスへ再び戻ります。

バスで山道を登り、グラン・サン・ベルナール峠へ。
この峠は、イタリアとスイスの国境です。

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写真はイタリア側。


峠の山頂の標高は2,469M。
冬季の気温は、何と氷点下30度!!
積雪は最大で25Mも!!
ですから、自動車の通行が可能な期間は6月から9月までだそうです。

古くは、青銅器時代に人がこの峠を越えた形跡があるそうです。
多くの巡礼者や商人がアルプス山脈を越えていったのですね。
しかし、厳しい環境から、雪崩などにより遭難者が数多く出ていたそうです。
そこで、1050年、アオスタ大聖堂の助祭長ベルナール・ド・マントン(聖バーナード)は、峠の山頂に遭難者の救助を目的としたホスピス(現在の「ホスピス」の語源)を建設しました。

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その病院は、今でも機能し、遭難者の救助に当たっているそうです。


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ここで、よく知られているのが、雪中遭難救助犬「セント・バーナード」。
「セント・バーナード」とは、サン・ベルナールの英語読みだそうです。
救助犬たちは、体を温めるためのラム酒の小樽を首に提げています。
この峠には、「セント・バーナード」資料館も有ります(有料)。

有名な救助犬は、“バリー”、スイスでは絵本にもなっています。
可哀想なことに、オオカミと間違えられて、射殺されてしまいました。
何と、その生涯に助けた遭難者は40人を越えるそうです。

この峠には、もうひとつ面白いお話があります。
ツアーガイドさんに聞いたんですが、ナポレオンに関わること。
1800年にナポレオンはイタリア遠征のために4万のフランス軍を率いて峠を越えました。
その際、ナポレオンは付近の村からワインやチーズなどの物資を調達し、峠のホスピスに40,000フランの借用証を置いていったそうです。
ですが、フランス帝国政府が実際に支払った代金はそのほんの一部だけ。
踏み倒す気満々ですよねぇ(笑)。
1984年に、ようやくミッテラン大統領が残額を清算したそうです。
返済にメッチャ時間かかり過ぎです!!


峠を越えて、スイスへ。
テッシュにて、山岳列車に乗り換えます。
これから行くツェルマットは、環境保護のため、何とガソリン自動車の乗り入れが禁止なのです。
許可されるのは、電気自動車、鉄道、馬車、馬のみです。


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赤い車体が可愛らしい、ツェルマット行きのブリーグ・フィスプ・ツェルマット鉄道の山岳列車。
電車の扉の部分をよく見て下さい。
ホームと電車の間に、スロープがありますよね。
このスロープは、電車の扉に内蔵されています。
日本だと、車いすの方の乗り降りには、駅員さんなどがスロープを持ってきたりしますよね。
駅構内だけでなく、このようにスイスでは、随所にバリアフリーが整えられていました。
素晴らしいですねぇ。


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車内はこんな感じです。
車内放送は、ドイツ語・フランス語・英語です。
(ツェルマットはドイツ語圏です)

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テーブルには、鉄道の路線図が。可愛い~。

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終点のツェルマット駅へ到着です。

軽いお散歩の後は、宿泊ホテル「アンバサダー」のレストランで夕食です。
ツェルマットの街のお話は、また次回。

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ちょっとお店が暗かったので、ぼけてしまいました。
「フォンデュ・シノワーズ」、お肉のフォンデュです。
コンソメのスープのお鍋に、薄切りのお肉をしゃぶしゃぶしてソースをつけて頂きます。
お肉は、牛と豚でした。

色とりどりのソースがありますが、一体何が何やら・・・。
メッチャ甘かったり、微妙に辛かったり、何だか無味だったり・・。
予想では、左から、杏?の様な極甘ソース、バジルソース(私はこれで頂きました)、????ソース(謎?無味笑)、サワークリーム?ソース、カレーマヨネーズソース、スィートチリソース。
コンソメは、結構バジルソースに合い、美味しく頂きました。

参考

写真:2009年9月20日 イタリア→スイス、ツェルマットにて


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コメント

バリーちゃん、オオカミと間違えられて、射殺されたんですか?!

かわいそう!あのセントバーナードの体型をどうしたら狼に見間違うんでしょう(T_T)


山岳列車かわいいですね♪
「世界の車窓から」を見てるみたいです(*^_^*)

投稿: Milk | 2009.11.10 16:57

ようやく何だか見覚えのある町が登場しました(笑)。綺麗な列車でツェルマットまで登られたんですねー。私の乗ったのはもう少し普通の感じでした。でもテーブルに描かれた路線図は一緒です。

投稿: Qing Zui | 2009.11.10 22:31

なんと、セントバーナードは人の名前でしたか!
首の樽はラム酒なんですね。
てっきりブランデーだと。
勉強になります。
今から1000年前の話ですね。
人間ってすごいなぁ。

どうでも良いですが、ミッテラン大統領が残債を清算した時、金利分も支払ったのか、興味があります。
184年ってすごい年月ですよ。
複利計算すると大変な事になりそうです。

コンソメのしゃぶしゃぶは美味しそうですね!
個人的にはゴマダレでいきたいところです。

投稿: 外付け胃袋 | 2009.11.11 00:06

こんにちは、Milk様

そうですよね!!酷いですよね(泣)!!
でも、昔のセントバーナードは、今の犬種よりも少々小柄だったそうです。
それでも間違うなんて・・・。悲しいです。

うふふ、私もスイスで鉄道に乗る度に、「世界の車窓から」のテーマソングが頭に流れてばかりでした~。

投稿: いけこ | 2009.11.11 15:33

こんにちは、Qing Zui様

駅が2008年に改装され、また、車両も新しくなったそうです。
古い車両もまだまだ現役だそうですよ。
これからの旅行日程は、Qing Zui様のルートを辿ります!!
懐かしい景色が見られるかも!?

投稿: いけこ | 2009.11.11 15:35

こんにちは、外付け胃袋様

私も人の名前とは初めて知りました。
仰るとおり、私もブランデーだとばかり・・。
どんな味なんでしょ(笑)。

そして、ナポレオンの借金、利息分は払ってないでしょう。
恐らく、当時の方はどなたも生きておられませんでしょうから、そのご子孫の方々が受け取られたんでしょうねぇ。

しゃぶしゃぶですが、私たちも口々に、醤油やポン酢や柚子胡椒がいい!など話し合っておりましたの~、

投稿: いけこ | 2009.11.11 15:41

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