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2009.10.26

鞍馬の火祭2009

時代祭の後、鞍馬へ火祭りを見学しに行ってきました。
恐らく、9年ぶりの火祭りです。
久しぶりの見学でして、以前と比べ随分と火祭りも人出が多く、
また、その人出をコントロールするため、立ち止まっての見学ではなく、巡回閲覧になっていたりと色々な変化がありました。

ですが、鞍馬の人達にずっと守られてきた火祭りの伝統は勇ましく、心沸き立つ心地がしました。


鞍馬の火祭の起源は、
「940(天慶3)年、世の中の平安を願って、朱雀天皇の詔で御所に祭っていた由岐明神を北方の鞍馬に遷宮することで、北の鎮めとした。その際、松明、神道具などを携えた行列は、十町(約1キロ)に及んだとされる。この行列に感激した鞍馬の住民が由岐明神の霊験と儀式を後世に残そうと伝え、守ってきた。」(京都新聞Webより)

毎年、10月22日に行われ、雨天決行。
京都の三大奇祭の一つに数えられています。

《式次第》

午後6時:神事触れ「神事にまいらっしゃれ」という掛け声を合図に、エジ・篝火、松明点火

午後6時過ぎ~8時前後:トックリ松明(幼児用)→小松明(小学生用)→中松明(中・高生用)→大松明(大人用)が街道を練り歩く。

午後9時:各仲間(火祭を行う住民組織)が山門前に集合

午後9時半頃:注縄伐りの儀式、神輿渡御などの諸儀式、祭のクライマックス

午前0時頃:終了予定。


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点火前の大松明、長さ4メートル近く、重さ約100キロもあるそうです。

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鞍馬には、7つの仲間があり(下脇・下大惣・中脇・中大惣・大工衆・名主・上大脇・僧達・宿直・上大惣)、
※脇と惣は纏めて一つの仲間と数えます。
このような宿が神具を祭る場になり、仲間の出発点となります。
沿道や、宿前には、このように榊の立てられた篝が焚かれています。

Img_0929

宿のみならず、駐車場や広場など至る所に、火櫓が組み上げられ、燃え上がっています。

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Dscf1059

「サイレイ・サイリョウ」の掛け声と共に、松明が街道を練り歩きます。
松明を担ぐ男性の正装は、向こう鉢巻、肩当て、船頭篭手、黒色の締込み、下がり、黒の脚絆、黒足袋、武者草履に、背中に南天の小枝を刺しているそうです。
松明を担ぐまでは、それぞれ思い思いの鮮やかな襦袢を羽織り、何ともいなせ。
小さい子ども達は、他にも衣裳に鈴がついていて、歩く度に鳴らされて、とても微笑ましいです。

この鞍馬の火祭の特徴は、他に、女性も参加していることです。
京都の他のお祭りでは、祇園祭りしかり、女性は参加できませんよね。
ですが、こちらでは、松明の先導や、太鼓や鉦を叩いたり、クライマックスの石段を降りる神輿(みこし)を後ろから綱で引っ張り、急激に降りないようブレーキをかける役割など多々あります。

迫力の大松明の様子を。
※音が出ますので、ご注意下さい。


参考

写真・動画:2009年10月22日 鞍馬にて

※以下、愚痴です。読みたくない方は、さらっと流して下さいませ。


今回、久しぶりに火祭りを見学して、悲しく思ったのですが・・・。
主に、リタイアされた60代以上の方でしょうか(男性が多かったのですが)が、あっちこっちで、
警備中の警官やお祭りの関係者に、「誘導が悪い、手際が悪い」や「こんなのだったら、見に来て損した」などど
大声を浴びせているのです。
あ、もちろん、静かに楽しんでらっしゃる方もいらっしゃいます。
気持ちはわからなくはないですが、
鞍馬の火祭は、イベントではなく、あくまで“神事”だということ、
そして、私たちは、“神事を見せて貰っている”という立場だということを、忘れないでほしいなぁと思います。

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コメント

鞍馬の火祭は、まだ見た事がない行事の一つです。
なにしろ混雑が酷いと聞きますので、
思い切りが付かないのですよ。
行き帰りの様子はどんな具合でしたか。

松明を持って階段を駆け上るというシーンはあるのでしたっけ。
動画を見る限り、割としっとりとした感じがしますね。
お祭りの夜らしく、良い感じです。

観客のマナーはですね、
この年代の方、特に男性の悪さが目に付くというのは同感です。
カメラマンとしてのマナーでも、同じ傾向がある様に感じますね。
全ての人がそうでは無いにせよ、
一番手本になって欲しい年代の人だけに残念な気がします。

まあ、自分の事は棚に上げてと言われそうですけどね。

投稿: なおくん | 2009.10.26 22:03

鞍馬の火祭りいいですね~
でも、終了0時予定。。。
鞍馬に宿でもとらないといけない行事ですわA^^;

マナーの悪さに関しては同感です。
先日行った清水の青龍会でもありました。
何でも自分中心に回っている方が多いようでA^^;

せっかく楽しみにいってるのに台無しですよね。

投稿: Milk | 2009.10.27 12:49

こんにちは、なおくん様

混雑具合ですが、鞍馬へいく交通手段が、叡山電車しかないため、電車はかなり混みます。
私たちは4時頃に出町柳より叡電に乗りましたが、一本は乗れず見送りました。
帰りは、クライマックス前(八時半ごろ)に鞍馬を出ましたが、すぐには電車に乗れず、約40分くらい待ちました。
基本的に、行きも帰りも車内は満員です。

クライマックスを見てからとなると、市内に戻って来るには深夜になるかと。
ヘタをすると電車に乗れないと言うこともあるかもしれません。

松明をもって、階段を行ったり来たりというのは、恐らく儀式のクライマックスで山門に松明全部が集まってからかと思います。
(いつか見てみたいのですが・・・)
それまでは、沿道を動画のように松明が行ったり来たりします。
映像でも判るように、女性の参加が多いでしょう。
他の神事と比べて、驚きましたの。

投稿: いけこ | 2009.10.28 17:02

こんにちは、Milk様

いや~、鞍馬でのお宿は、ほとんどとれないそうです。
やはり皆さんこの日に集中するらしく、一年前に宿の人が抽選!で、宿泊客を決めるそうです!
お話を伺うと、貴船に宿をとって、お祭り終了後に歩いて宿へという方法も有るそうですが、山ですからねぇ。
灯りもないですし、遭難しそうで恐いです。

オススメは、市内にお宿をとっておいて、なんとしても叡電で出町柳までは帰ってくるでしょうか。
車も通行止めなので、タクシーもないんですよね~。
しかも、呼べないらしいです。

投稿: いけこ | 2009.10.28 17:05

いけこさん、こんばんは。

鞍馬の火祭りは毎年そんなに混むのですね。
実は26日(月)に突然、本殿まで行っておりまして。
以前から行ってみたいと思っていたのですが
けっこうな上りに、今度はもっと気合を入れてもう一度挑戦したいと思っています。

その日はさすがに人も少なく、夕方に山門前の
『心天狗』さんというお店でご飯を食べた時も
お客さんは私達だけでした。

また是非行きたいと思います♪

投稿: shino | 2009.10.29 17:21

こんにちは、shino様

ホットカーペットはonしました(笑)?
うちはまだ頑張ってます!!

私も鞍馬はとーっても久しぶりでした。
恐らく昼間の鞍馬は、ここ10年くらい参拝していないと思います。
本殿は如何でしたか?
火祭りで伺いましたら、そろそろ紅葉の気配がしておりました。
山登りの様な行程なので、さぞ景色がみごとであったかと思います。

投稿: いけこ | 2009.10.30 15:24

やっぱり火は良いですな。
なんとも勇壮です。
でっかい松明をたった2人で担ぐんですね。
どのくらい練り歩くんでしょう?
良いなぁ。
女性も参加できるんですね?
では、来年はいけこさまも参加しつつ録画でお願いします。

マナーについてはねぇ。
いろいろ思うことは日常生活でも多々ありますが、エキサイトしてしまいそうなので黙っときます。
ふところの小さい、心の狭い人が増えたなと思ってます。

投稿: 外付け胃袋 | 2009.10.31 00:33

おはようございます、外付け胃袋様

大きな松明で、約100㎏ぐらい、それを松明側に2人、持ち手に1人で担がれます。
参道は大体、400mほど、山ですので、若干の登り下りがありまして、それを行ったり来たり。
かなり大変だと思います。
ですが、大きな松明は勇壮、小さな松明は子ども達が可愛らしく。
参加はしてみたいんですけどね(笑)。


マナーはですねぇ、普段街中であるとか、何かのイベントであるとかならば、そう言う人もいるなぁと思うだけなのですが・・・。
鞍馬の火祭りは神事ですので、神事の場でも!?と吃驚したのですよぅ。

投稿: いけこ | 2009.11.02 09:23

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