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2009.04.30

愛宕念仏寺・鳥居本・宇治川 新緑

「卯月ばかりの若楓、すべてよろづの花紅葉にもまさりて、めでたきものなり」

(『徒然草』139段)

ここ数日は、まさに緑を愛でに出掛けたようなものでした。

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新緑の滴り、慈雨の歓喜。


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裏の紅に鳥居、表の淡青に青紅葉、迎える夏の襲は若楓。


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山緑を溶かして流すか、滔々と。


参考

写真:2009年4月25日 愛宕念仏寺・鳥居本にて
    2009年4月29日 宇治川、宇治橋よりのぞむ

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2009.04.29

宇治平等院 藤・躑躅

先週の大雨とはうって変わって、とても良いお天気でした。
今年の晩春のお花はちょっと駆け足。
例年はGWが見頃となる藤も、早めに満開を迎えておりました。
極楽浄土を求めて建立された寺院、藤原の栄華の如く、藤が満開です。


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藤波揺れ、紫匂う。


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高雅なる花鎖。

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暮れぬとは 思ふものから 藤の花 咲ける宿には 春ぞ久しき

(『新古今和歌集』 巻第二春歌下 紀貫之)

頼通のお寺ですが、少し前実頼の、同じく藤原家栄華の屏風和歌を。

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2009.04.27

愛宕念仏寺 シャガ

新緑の眩しい季節となりました。
この時期の山々や、街中の木々は、まるで緑の見本市のように様々な色が溢れます。
鶸色、萌黄、若緑、淡緑、若草、若葉、緑、若竹、常磐など、目に鮮やかです。
“山笑う”この季節、残念ながら、雨上がるとは参りませんでしたが(土砂降りでした笑)、
雨に洗われ、木々の勢いを感じつつ、皐月待つ時鳥ではなく、鴬の鳴き交わす、
愛宕念仏寺へ行ってきました。


千里鴬啼緑映紅  水村山郭酒旗風  
南朝四百八十寺  多少楼台煙雨中  

(『江南春』 杜牧)

晩唐の都になぞらえてとは参りませんが、
丁度、姫シャガが満開終盤を迎えており、京都の山寺、雨の風情も良いものかと。

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一雨ごとに、緑いや増す。

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山笑い、羅漢様も莞爾と。

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蒼翠の青紅葉、新緑礼賛。

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雨水晶を身に纏い、俯きぎみの姿清しさ。

参考

写真:2009年4月25日 愛宕念仏寺にて 姫シャガ訂正、シャガ。


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2009.04.23

桜速報(4月20日) 随時更新

本日(3月18日)より桜の速報をテキストでアップします。
随時更新しつつ、しばらくはこちらをトップにしておきます。
皆様の週末のご参考に。
しかし、あくまでも私見であり、また、一日違いの天候具合で変動がありますので、
最終確認は個人でお願いします。

4月20日 桜速報。

京都市内:ソメイヨシノ葉桜、里桜系散り初め。

嵯峨嵐山~亀岡トロッコ(山陰線車窓より):ソメイヨシノ葉桜。沿線の桜終了。

京都府北部(南丹~舞鶴):里桜系、5分咲き。一部満開。

4月19日 桜速報。京都市内、遅手も最後の花見となりました。

京都御所:出水の里桜系、満開、陽気に少し花はしおれ気味。風に散り始めています。
       山吹見頃開始。


4月15日 桜速報。昨日の雨でソメイヨシノはほぼ終了です。

京都市内:早手桜、全て葉桜。ソメイヨシノ散り終盤。

嵯峨嵐山~亀岡トロッコ(山陰線車窓より):ソメイヨシノ散り盛ん。

京都府北部(南丹~舞鶴):ソメイヨシノ散り盛ん、一部花残り。里桜1分開花。


4月11日 桜速報 雨宝院、おススメです!!

水火天満宮:早手(朱塗り鳥居前)散り盛ん、葉目立つ。道路側手前遅手満開、色抜け。見頃ギリ。

雨宝院:見ごろ旬。紅しだれ満開、歓喜桜満開。観音桜見ごろ旬、綺麗です。御衣黄、5分。

インクライン~岡崎:散り盛ん、動物園前、夷川発電所船だまり一部見ごろ。しかし、花びらが疎水に流れ、綺麗です。

二条城:紅しだれ満開見ごろ旬。ソメイヨシノ散り盛ん~終盤。
     セングイヤ・タイハク手前:散り。イチヨウ:見ごろ続く。


4月9日 夜桜速報

二条城

ライトアップです。ライトアップは昼間より二割増くらいに見えますが、今回は満月も相まって、本当に素敵な夜桜でした。見ごろの花が多く、恐らく昼間も十分楽しめるかと思います。

里桜系:アマヤドリ・イチヨウ・タイハク:満開見ごろ旬
     セングイヤ:見ごろ終盤~散り(水鏡でとても幻想的)

ソメイヨシノ:満開見ごろ旬

早手枝垂れ:木の傍には立ち入れないのですが、満開~色抜け。まだ散っておらず、咲きそろい豪華です。

紅しだれ:7分見ごろ開始。紅が濃く、蕾がありつつもいい感じです。


4月6日 桜速報

岡﨑疎水:ソメイヨシノ満開、見頃旬。早手の山桜系は散り盛ん~葉桜。
       十石舟ですが、もの凄い人気で、平日でも10時半には最終便の案内です。

平安神宮:左近の桜、散り盛ん。
       南苑の紅枝垂れ、入口は蕾~1分咲きですが、奥へ入ると6分と見頃開始。
       咲き初めで、紅色も綺麗です。
       東苑の池沿い紅枝垂れ、4分ほど。見頃開始には丁度紅枝垂れコンサートにあたるのでは。


4月5日 桜情報 暖かさで期待通り、ソメイヨシノ一気に開花、見ごろです。不思議なことに、出町デルタから北側が満開見ごろなのに対して、そこより南側は蕾が目立つという開花状況です。冷え込みが影響しているのかもしれません。

インクライン~南禅寺:一部六分混ざりですが、見頃開始~旬です。

哲学の道:ソメイヨシノは、6分~9分。見ごろ開始。大島桜は5分~7分混在。もの凄い人出です。

哲学の道~関雪桜:7分~満開混在。ボリュームが有り、見ごろです。

疎水(北白川側):満開旬です。見頃で豪華、綺麗です。

高野川(東鞍馬口~今出川):7分~満開、混在、見ごろ旬。からし菜の開花あまりありません。

鴨川(今出川~丸太町):変な感じですが、6分ほど開花。木によっては3分も混在。つぼみが目立ちます。


4月3日 桜情報 今までの冷え込みで、桜進行ストップしていましたが、今日からの暖かさで再び咲き進みそうです。

京都御所:糸桜、色抜け、散り始めていますが、まだ見頃続いています。
       山桜も散り始めから見頃。

本満寺:しだれ桜色抜け、散り始め。ですが、見頃続いています。

旧府庁:中央のしだれ桜、色抜け散り始め。ですが、まだ花が残り、建物内からの写真撮影には十分です。
     紅しだれ、大島桜開花、見ごろ開始。

鴨川:葵橋西詰~出町柳まで、西側ソメイヨシノ6分見ごろ開始。しかし、丸太町付近は蕾、2分、5分、見ごろ開始と混在。ちょっと開花がそろっていません。

4月1日 桜速報

下木屋町桜ライトアップ:四条~五条間、ほぼ6分咲き。ここ数日の寒さで、開花進行止まっています。
               木の場所によって、3分や5分と混在。桜もびっくりしているようです。
               昼間と違うので割り増しかもしれませんが、見頃開始です。


3月29日 桜速報

水火天満宮:早手1本、満開。少し色が抜けかけていますが、風にも散らず、見ごろです。もう一本はまだつぼみ。

妙蓮寺:御会式桜、満開。見頃旬。花も多く、大変綺麗です。

本法寺:境内の桜、まだ2分~3分。塔前の桜のみ、7分、見ごろ開始。

本隆寺:門側の桜若木1本、満開。今にも散りそうです。境内はまだ、2分。

雨宝院:蕾。


3月28日 桜速報

京都御所:冷え込みのため糸桜満開続く。御所内山桜満開。

醍醐寺:霊宝館:しだれ桜満開旬。三宝院入口:しだれ満開。憲深林苑:しだれ満開、河津桜散りはじめ、ですが、まだ色も濃く、見ごろです。


3月26日 桜速報

京都御所:近衛邸跡糸桜、西側早手二本、満開旬。池汀の二本満開旬。
       猿ヶ辻付近の早手山桜、5分咲き。
       御所、清所門付近の早手山桜、満開。

おまけ:白木蓮大木:盛り過ぎ、花に痛みが見られます。
     紫木蓮:満開、まだ傷少なめ。
     桃林:満開、散り始め。一部つぼみの木あり。


3月18日 桜速報

京都御所:近衛邸跡 糸桜 早手1本1分開花、池汀早手1本ちらほら開花。

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2009.04.20

京都桜便り2009 終宴 花見オフ会

今年の桜進行は、本当に読めませんでした。
早手の咲き始めの速さに驚きつつも、咲いた桜も吃驚するような花冷えに、
ソメイヨシノは足踏み、またまたのご陽気にソメイヨシノ一気に開花で、
遅手の里桜系が思いっきりのラストスパートでこれまた吃驚(笑)。
毎年のことながら、桜が咲いたり、散ったりに大わらわ。
“のどけき春の心”は難しゅうございます。


桜の終宴として、19日の日曜日に、御所の出水の辺りにて、
もちや様ご主催のお花見会に厚かましくも参加して参りました。


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出水の桜は満開。

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手前のちらし寿司は、maiky様より手作り。

ご主催者のもちや様、ROM様 、キネシスロストマン様、おかだあんの様 、
vivasan様、 しぇる様、maiky様、rina-oha様、才谷龍太郎様、二人静様、
かず様、maki様、こいん様、えす様、一匹狼☆NOB様、ちゃみ様。
(御ブログへのリンクは省略させて下さいませ。)


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キネシスロストマン様より、大阪からのパン。

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rina-oha様より、しるこサンド。

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二人静様より、筍のおにぎり。

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桜餅、関西風・関東風(二人静様お手製)二種。

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私の持参品、台湾の桂花(金木犀)のお酒。
烏龍茶で漬けた梅。


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あまりのいいお天気と、酔い覚ましにmaiky様と出水の小川で、
ひとあしお先に“足つけ神事”。

初参加ながら、会の詳細を知りませず、エコの集まりとは知らず、
マイコップもマイ箸も持参せずに、大変失礼を致しました。
また、遅れての参加故慌ただしく、きちんとご挨拶も致しませず、
ご無礼があったかと思います、どうぞご容赦下さいませ。
沢山のお酒に、皆様のお心づくし、楽しいお話にあっという間に時間が過ぎていきました。
満開の桜の下、目にも舌にも贅沢三昧、皆様、大変有難うございました!!


こちらの会とは、また別に。
12日の日曜日には、ささやかながら、私もお弁当を持参して御所へ。
途中、幼なじみの「ナオヤ様」に、満開の桜の写真を添付したつもりが、
飲み干した日本酒4合瓶抱えて、あぐらをかいて杯を煽っている写真を間違って送りつけてしまったり(アホです)。

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相変わらずの桜尽くしお花見セット。


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今年のお供は、英勲さんの「吟の実あまおう(苺)」で。


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寝転べば空澄み渡り。


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一陣の風に、桜花舞い上がる。


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風にふわり、甘き酒に春の薫り添えて。

今年の杯は本当は烏龍茶の茶杯なのですが。
「つれづれなるままに台湾暮らし」のけんこう様より頂きました。
台湾にいらっしゃるけんこう様、ご一緒にお花見気分とさせて頂きました。


参考


写真

もちや様ご主催お花見会:2009年4月19日 御所出水付近にて

自身のお花見:2008年4月12日 御所堺町御門付近にて


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2009.04.17

重森三玲庭園(無字庵庭園)美術館

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美術館は吉田神社の裏参道近くにある。


吉田神社の社家である鈴鹿家の所有であったものを、昭和18年に重森三玲が譲り受け、作庭、自宅としたものである。
現在は庭園美術館として、書院・書院前庭・好刻庵は予約制ではあるが、一般開放されており、お孫さんである三明氏が丁寧に解説下さり、少人数で拝観する庭園は誠に贅沢である。
本宅及び、書院は江戸期の建造物であり、元々は近衛家が社家へ援助し建てられ、吉田神社へ参拝する際の潔斎場及び休憩所としての役割でもあったそうだ。
そこに本宅・茶室など重森三玲の美意識でもって建物が加えられ、新旧混じり合った、格調高い建築となっている。(書院のランプは親交のあったイサム・ノグチ作)


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ハレなる場所へ向かうための場所、半清浄なる役割を持つ場に作られた庭は、晴れやかなる趣である。色調が揃えられた青岩(吉野川流域から運び込んだそうだ)の迷いがない配置は豪快でありながら、洗練されている。

前庭の写真を見て、おやと思われる方もいるだろう。
一般公開前(庭園は2005年秋より公開開始)に、シャープ「アクオス」TVコマーシャルに使用されたことがあるからだ。

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書院前庭
苔を島に、青岩を山に見立て、白砂の海に、寄せる波までモダンに表現。


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写真の左端の石は舟を表している。

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好刻庵(室内での撮影は禁止、屋外からフラッシュ無しでの撮影は可)
鮮やかな市松模様の襖、襖の取っ手や釘隠に到るまで、微に入り細に入り、徹底的に“三玲好み”を追求した茶室。


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好刻庵より見た庭。
左端に見える祠は、近衛家が祀られている。

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時にダイナミックであり、斬新な構図の庭は、見る者に威圧感をもって迎えるのではないだろうか。
なので、申し訳ないが私は、松尾大社の様な大きめの庭園(ここが重森三玲庭園の最高峰なのだが)よりも、こちらの庭園美術館や瑞峯院の独坐庭の様に、小規模ながら、インパクトのある庭園の方を好む。
また庭園美術館では、夫人の為に植えたという桜が、色無きはずの枯山水に、ひとかどの優しさを加え、花期には神気の宿り木の如く庭に更なる霊瑞をもたらしているかのように思う。

重森三玲:1896-1975年。岡山生まれ。 作庭家・庭園史研究家。
画家を志し、上京するも挫折。その後、茶道・華道を深め研究し、独学で作庭を学ぶ。
18歳の頃には、既に生家に「天籟庵」設計。
重森三玲庭園美術館は、1929年、研鑽のため移り住んだ旧邸。
京都での作庭は、東福寺方丈庭園・東福寺塔頭光明院庭園・大徳寺塔頭瑞峯院庭園・松尾大社庭園など。
主な著作に「枯山水」「日本茶道史」「日本庭園史図鑑」ほか。

重森三玲庭園美術館(完全予約制)
住所:〒606-8312京都市左京区吉田上大路町34
TEL:075-761-8776
HP:http://www.est.hi-ho.ne.jp/shigemori/

参考

写真:2008年4月2日(桜が咲いている写真全て)
    2008年7月22日(青葉が写っている写真全て)

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2009.04.15

京都桜便り2009 その13 十石舟リベンジ・岡﨑疎水

この日(4月11日)も、十石舟は大人気でした。
朝、9時半(前回より、1時間早くしてみましたが笑)の時点で、既に三時間待ちでした。
約一週間の違いで、疎水の西側は散り盛んで、疎水脇の早手の桜はすっかり葉桜となっておりましたが、
十石舟の乗り場付近や夷川水力発電所、木によっては満開をかろうじて保っており、
疎水の水面では、盛んに降りしきる花びらが流れて行きます。

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大空に 覆ふばかりの 袖もがな 春咲く花を 風にまかせじ
(『後撰集』春中 六四番 読人しらず)

疎水を彩る花筏、花惜しみ。


参考

写真:2009年4月11日 岡﨑疎水にて

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2009.04.13

京都桜便り2009 その12 雨宝院(西陣聖天)

花冷えが続いたと思えば、まるで初夏の様な陽気で。
ソメイヨシノに追いつこうと、紅枝垂れに里桜系が一気に開花です。
雨宝院も、3日前には蕾かチラホラ咲きであったのに、慌ただしく満開を迎えておりました。

こちらへはパンフレットに拙写真を載せて頂いたご縁が有り、
ご近所と言うこともあって、以来毎年必ず参拝させてもらっております。


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境内を桜埋め尽くして、繚乱の春、見事。


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観音様への献花の如く、観音桜、満開上覧。


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一重の潔さ、清冽なる歓喜桜。


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八重の華やかさ、美麗なる観音桜。


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御衣黄も追いつかんばかりに花開く。


参考

写真:2009年4月11日 雨宝院

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2009.04.11

京都桜便り2009 速報 その3

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水火天満宮


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雨宝院

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二条城

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インクライン

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2009.04.10

京都桜便り2009 おまけ

昨日は本当にお月さまが綺麗でした。
桜と月の取り合わせも素敵ではありませんか?

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花望月。


参考

写真:2009年4月9日 二条城にて

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2009.04.09

京都桜便り2009 その11 二条城ライトアップ

二条城はご近所ですので、数年前よりライトアップは仕事帰りの恒例となりました。
今宵は望月と相まって、お花見とお月見が一緒に楽しめました。
春の宵のそぞろ歩き、御昼間のぽかぽか陽気の名残で、暖かく過ごせました。

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花灯りの美しさ。

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京都桜便り2009 その10 高野川

今年の賀茂川・高野川・鴨川の桜進行は、ちょっと不思議な進行でした。
賀茂川・高野川の方が先に見頃になり、丸太町辺りが6分と混在。
特に北から、鴨川を下がって来ると如実に違いがわかりました。
「絶えて桜のなかりせば」と先人が詠むも、“のどけき”春の心は難しいものです。

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水温む、春の思いは桜爛漫。


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蒼天に、桜、盈條と咲き誇り。


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桜に合わせ、本日の装いは桜色の着物にしました。

参考

写真:2009年4月5日 御蔭橋~河合橋~賀茂大橋 高野川にて

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2009.04.08

京都桜便り2009 その9 哲学の道・北白川疎水

前回のアップでは、愚痴ってしまって申し訳ございませんでした。
毎年完売で中々機会がつかめず、待望の乗船でしたので、落胆が激しく・・・。
風を感じつつの船上花見はやはり素敵でございましたわ。

4月5日は前の日の雨も上がり、青空が澄み渡り、何とも気持ちの良い1日でした。
ソメイヨシノに雨は禁物ですが、花冷えが有り難いことに花の開花を遅らせ、
雨に堪え、京都市内はいっせい開花を迎えました。

夷川水力発電所へ向かう本流を見てから、分流の哲学の道へ。
満開の桜に彩られた、哲学の道から北白川疎水まで足を伸ばしました。

哲学の道は今年から一部、桜の根本を保護するため疎水縁の立入が禁止されるようになりました。
そのお陰で、もの凄い人出にもかかわらず、人が入らない写真を撮影することができました。


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桜花を太糸に三椏・連翹・雪柳を細糸に、織りなす様は都の錦。

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疎水の流れに姿を写し、蒼空を下地に一反流すは桜友禅。

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水に憩いて、花にうまる、風を誘いて、桜麗容を仰ぐ。


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碧空へにも白き一本道、桜雲より飛び立つ。


参考

写真:2009年4月5日 哲学の道~疎水分流北白川疎水まで。

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2009.04.07

京都桜便り2009 その8 岡﨑疎水

月曜日は午後に市内へ出張でしたので、午前中はのんびりできます。
平日にはそれほど混まないかと思い、今まで満員完売で乗船出来なかった、
十石舟(乗船料1000円)は乗れるかなと予約券を10時半頃に取りに行きました。
ですが・・・、その時点でも16:30までの乗船券は完売。
いや~、桜の京都、甘く見ておりましたわ~。

取り敢えず、夕景の桜も宜しかろうと乗船しましたが・・・。
申し訳ないですが、ちょっと便が悪かったです・・・(苦笑)。
なんと、小学校のおちびさん達とお母さん達の一団に、1人だけ放り込まれて・・。
おちびさんたちの賑やかなこと賑やかなこと(苦笑)。
流石に舟の中を駆け回ったりはしないのですが、おかあさんにお菓子をねだったり、
舟の屋根が下がるのに(低い橋の下を通過する際、舟の屋根が電動で上下するのです)、
怖がって泣き出す子が続出。
着物でお出かけしていたのですが、泣き出したお子さんを抱っこしたお隣のお母さん、
私の羽織や着物に子どもさんの土足が当たって汚れても、気づいておきながら、無視。
舟内では、大撮影会、部外者の私は、桜の側を通過する度、皆さんに写真撮影を頼まれて、ゆっくりできません。

風流に舟で桜見物とはいきませんでした。とほほ。
ちょっと愚痴りました。ごめんなさい。


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舟上より仰ぐ、互いに手を差し伸べて。


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お口直しの桜花、花緑青の水を恋い。


参考

写真:2009年4月6日 岡﨑疎水、十石舟にて

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2009.04.05

京都桜便り2009 その7 蹴上インクライン・哲学の道・北白川疎水・高野川

今日の桜速報です。
急ぎで写真だけアップしています。

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2009.04.04

京都桜便り2009 その6 京都府旧府庁

正しくは、京都府庁旧本館です。
写真の桜は、本館中庭中央にいます。
実はこの桜は、円山公園にあるしだれ桜の実生木で、初代しだれ桜の孫の木にあたります。
旧本館は、通常は公開されておらず、この桜の時期に一般公開されます。
(二階知事室等は、通常も平日9時~17時まで公開されています。)
訪れた時は、この木は見頃終盤で、吹く風に花びらを雪のように降らせておりました。

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レトロモダンの中庭のあるじ、花笑みのかんばせ。


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とろりとゆがむレトロガラス、ガラス水に沿うごと櫻花流る。


参考

写真:2009年4月3日 京都府旧府庁にて

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2009.04.03

京都桜便り2009 その5 本満寺

葵橋西詰を少し西に入った所に本満寺はあります。
とても大きな早手一本の枝垂れがあり、春の枯山水のお庭はとても華やかです。
その木の手前には、時期をずらしてソメイヨシノがあり、またお庭の彩りとなります。


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花終わり、白さ際立つ花びら、黄昏の雫をのせて。

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楚々と散り初め、玲瓏たり。

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桜の木の下、桜花裏、見上げる嬉しさ。


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2009.04.01

夜桜ーさくらライトアップー下木屋町の太夫道中

木屋町というと、よく思い浮かべるのは大体三条通り~四条通りまでが注目されています。
ですが、その間は歩道が有れども、自転車が止まっていたり、繁華街のため車の出入りが激しかったり。
ちょっとゆったり夜桜見物というには、なかなか・・・。
なので、私は数年前よりライトアップを下木屋町、つまり四条~五条間で楽しんでおります。
ぼんぼりに灯りがともり、高瀬川沿いのお店の灯りと共に、なんとも好い雰囲気です。

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萌葱の柳をこき混ぜて、都の春の夜錦。

この日(4月1日)は、この下木屋町(団栗通り~仏光寺通り)にて太夫道中が行われました。
ここ数日の花冷えの為、桜の開花はそれほど進まず。
花待ちの心地でしたが、京都は島原の輪違屋の花扇太夫さんと如月太夫さんがまるで満開の桜の様です。


太夫というと、律令の従五位下、そこそこの貴族の無位の息子などが元服して最初に頂く階位でもあります。
五位以上が殿上人、殿上人とは、天皇さんの清涼殿に昇殿できる身分をもった人です。
つまり、五位以上の位でないと、天皇さんにはお目通り出来ません。
(『源氏物語』の夕霧が六位を貰ってがっかりしたのはそのせいです)
↑京都には花街がありますが、舞妓さん、芸妓さんとは違います(こちらは町人文化です)。
私の知識はここまで(苦笑)。

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恥ずかしながら、太夫さんのことをあまり知りませんで・・・。
沢山の疑問を、太夫道中を待つ間、花扇太夫さんとエッセイストの麻生圭子先生が
仏光寺公園のトークショーで教えて下さいました。

よく映画やテレビの時代劇に出てくる「花魁道中」と「太夫道中」も全く違います。
花魁は、江戸(吉原)、武家文化より生まれたもの。
太夫は、京都、公家文化より生まれたものです。
“道中”も、花魁道中では、外八文字、太夫道中では内八文字です。

太夫さんが正五位をお持ちというのは、天皇さんのお側に殿上なさるということなのです。
芸事はもちろん、教養も美も最高の女性なのです。

現在、島原の太夫さんは3名、昔は各太夫さんにつき10人くらいの禿(女の子)さんがついていらしたそうです。
太夫さんの間での禿さんの貸し借りは無かったそうですよ。
しかし最近では、塾やら習い事で難しく、みんなで仲良く貸し借りしてますと笑いながらお話下さいました。
禿さんのお袖には鈴が付いていて、緋色の着物がとても可愛らしいです。

花魁と太夫では、帯の結びも違います。
太夫は、前帯で「心」の文字に結び、花魁は前帯に「まな板」。
「心」を隠さず、「心」からのおもてなしをするという意味を含んでいるそうです。
はんなりした京言葉が耳に優しく、とても楽しいお話に、花冷えの寒さも忘れるほどでした。

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楽しいお話を聞いている間に、太夫道中の到来です。
如月太夫さんの艶やかな太夫道中です。
三枚歯の下駄で内八文字、「いちひめ雅楽会」の演奏を先導に、ゆったりと練り歩きます。
太夫さんたちは、皆さん素足、花冷えの今宵はさぞ寒かろうと思うのですが・・・。

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舞姫さんによる櫻花の舞の奉納があり、
太夫さんとのお見合いの儀式の「かしの式」を行います。
輪違屋の引舟さんが太夫さんを呼び出し、「如月太夫はん~」と紹介されます。
昔は何人も呼んで、自分の気に入った太夫さんを選んだそうですよ。


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如月太夫さんによる「かしの式」。
手にした杯で、お客と自分とを交互に写します。


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「いにしへの舞」をご披露下さいました。
優美な所作に溜息がでます。
流れるように舞っておられますが、実は頭の簪などだけでも3キロ、着物をいれると全部で30キロにもなるそうです!

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花扇太夫さんです。
下木屋町の夜桜の様ではありませんか。


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昼の顔は何処へやら、夜桜妖艶。

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太夫道中

太夫道中
写真と記事は後で差し替えます。
桜の下で、島原のわちがいやの太夫さんです。

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