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2009.01.29

當る丑年吉例顔見世興行 その1

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京都に住まいする身としては、一度は行ってみたい“南座の顔見世”
毎年、師走が近づくにつれて、「演目・配役決定」「まねきがあがりました」などのニュースや、南座の前を通る度に見る、まねき看板を見上げながら、いつかいつかと思っていました。
それが、何とも嬉しいことに、念願が叶い、顔見世鑑賞出来ることとなりました。
チケットは何と、千秋楽午前の部!しかも、2階特別席!!あわわ。
(午後の部は当然速効で売り切れです)
しかも、私は歌舞伎初心者・・・。恐れをなしてしまいました・・。
慌ててブログにどうしようとアップ、皆様の温かいコメントやメールに勇気づけられ、
「京都の着倒れ」に恥じぬよう(笑)、朝から着物を着、髪を結い上げ、いざいざ顔見世鑑賞と相成りました~。


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会場は千秋楽という日程もあってか、賑々しく、鑑賞気分を更に盛り上げてくれます。
入口でまずは、イヤホンガイドを借り、番付を購入し、定式幕が上がるのを、いまかいまかと心待ちに、眺めておりました。
席は2階席の最前列、花道を左手に舞台も真正面で全体をよく把握でき、初めて鑑賞するにはとっても良い席でした。3階席の大向こうさん(タイミング良く、役者の屋号などを叫び盛り上げる役)の声も良い感じに降りてきます。

第一 正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)

曽我五郎時致/愛之助
小林妹舞鶴/孝太郎

隈取りもばっちりの伝統的な荒事(豪快な演技)、“曽我もの”です。
“曽我もの”とは、平安末期~鎌倉時代の史実がもとの敵討ちのお話です。

工藤祐経(くどう すけつね)が領地争いが原因で、従弟である配下の伊東祐親(いとう すけちか)、祐泰(すけやす)親子を襲撃、息子の祐泰(またの名を河津三郎)を殺します。
忘れ形見の息子2人(曽我十郎・曽我五郎)は、母親と共に曽我太郎祐信にあずけられ、成人し、
富士山のすそ野にての大巻狩にて、見事父の敵討ちをするというお話です。

「正札附根元草摺」は、鎧を掴んで血気にはやる弟の五郎を、「まだ早い!」と諌める小林朝比奈の妹・舞鶴が、鎧の草摺を掴んで引き留めるという「引き事」の演目。
この舞鶴、もの凄い大力という設定。ですが、それでも押しとどめられず、ならば、色仕掛けでクドキとあの手この手。


舞鶴の「おおこわ!」に、五郎の「それぎりか~」と2人の掛け合いも楽しく、2人がきっと観客へ向かって見得を切るのも大変決まっており、鳴り物に併せて踊る所作もきりっとして、衣裳も赤白の市松で華やかです。
愛之助さんの若々しくきかん気な五郎に、孝太郎さんの凛とした舞鶴。絵看板の通り、五郎のぎゅっと立てた左足親指が何とも粋。


参考

写真:2008年12月26日 京都四条南座にて 「顔見世興行」

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コメント

こんにちは
さすが顔見世演目も多いし、役者も盛りだくさん値段も・・・
NHKの録画中継も二時間ありましたが、これと、
「ぢいさんばあさん」はカットされてました
やっぱり劇場で観るのはいいですよねー
先日こんぴら歌舞伎も制作発表されてましたよ

投稿: kame | 2009.01.30 15:11

こんばんは、kame様

役者さんもてんこ盛り、しかし、本当にお値段が・・・。
こんな贅沢はなかなか出来ません!!
生の素晴らしい舞台と、賑々しい劇場の雰囲気も共に楽しめました。
ほんと、幸せでした~!!

こんぴら歌舞伎、発表ですか!!
わ~、これはHP見に行かなくては。
いつも素敵な情報有難うございます!!


投稿: いけこ | 2009.01.30 17:59

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